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17位新潟がクラブ新記録の1試合5得点で名古屋を粉砕

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[9.29 J1第27節 新潟5-0名古屋 東北電ス]

 降格危機に直面している17位アルビレックス新潟がホームで名古屋グランパスに5-0で大勝し、4試合ぶりの勝ち点3を手にした。1試合5得点は04年のJ1昇格後初めてで、クラブ史上最多得点記録となった。

 ゴールラッシュの幕開けは後半11分だった。PA内に切れ込んだ左SBの金珍洙がFW永井謙佑に倒され、PKを獲得。これをFWミシェウが落ち着いてゴール右に決め、先制に成功した。同19分には金が左サイドをドリブル突破。ゴールライン際をえぐって折り返すと、DFに当たったこぼれ球をミシェウが右足で押し込んだ。

 前がかりになる名古屋に対し、新潟は効果的に加点する。後半28分、途中出場のFW矢野貴章が左サイドをえぐってマイナスのクロス。これがDF増川隆洋のオウンゴールを誘い、3-0とリードを広げた。名古屋はDF田中マルクス闘莉王を前線に上げてパワープレーを仕掛けるが、ゴールが遠い。逆に新潟は後半45分にFWブルーノ・ロペスが豪快な右足ミドルで4点目。後半ロスタイムには金の右CKをDF鈴木大輔が頭でそらし、最後はDF坪内秀介がヘディングで押し込んだ。

 今季最多となる1試合5得点はクラブのJ1新記録。前節終了時点で26試合17得点とJ1ワーストの得点力だった新潟が5ゴールを量産し、名古屋を粉砕した。3得点に絡む活躍を見せた金は「ホームで勝ち点3を取れてうれしい」と笑顔。J1残留に向けては負けられない試合が続くが、次節10月6日の神戸戦に向け「次もホーム。今日の気持ちを持ち続けて次も勝ちたい」と誓っていた。

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