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J2優勝の甲府がホーム最終戦に勝利、J2記録を23戦無敗に更新

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[11.4 J2第41節 甲府2-0熊本 中銀スタ]

 すでにJ2優勝と1年でのJ1復帰を決めているヴァンフォーレ甲府はホームでロアッソ熊本と対戦し、2-0の完封勝利をおさめた。これで23試合連続負けなし(16勝7分)とJ2記録を更新。1万3050人の観衆が詰めかけたホーム最終戦を勝利で飾った。11日の最終節の相手は京都。J2無敗記録をさらに伸ばす有終の美を目指す。

 ホームのサポーターに勝利を届けるべく、立ち上がりから猛攻を仕掛けた。前半18分、MFフェルナンジーニョの右CKからDF佐々木翔がヘディングシュートを放つが、GKの正面。同28分のFWダヴィの左足ミドルもGKにキャッチされた。

 0-0で折り返した後半立ち上がりには絶体絶命のピンチを招く。熊本はMF養父雄仁の浮き球のスルーパスに反応したMF大迫希がトリッキーなシュート。GKの横を抜けたボールはゴールラインを越えるかに思われたが、必死に戻ったDF盛田剛平がラインぎりぎりでクリアした。

 すると直後の後半11分、右サイドから縦に仕掛けたフェルナンジーニョの折り返しがDF矢野大輔のオウンゴールを誘い、甲府が先制点。同23分には熊本DF福王忠世が2枚目の警告で退場し、数的優位に立った。そして後半29分、ダヴィとのワンツーでPA内に進入したMF井澤惇が左足で流し込み、2-0と試合を決定づけた。

 就任1年目でJ1昇格を達成し、圧巻の記録を打ち立てた城福浩監督は「最後はみんなが笑顔で終わりたかったのでよかった」と、ホーム最終戦を勝利で飾ったことに安堵の表情。「みんなが支えてくれた中で、一緒に歩んできた道を一点の曇りもなく終わりたかった」と力説すると、今季32ゴールで得点王を確実なものにしているダヴィが累積警告で出場停止となる最終節に向けても「ダヴィはいないが、勝って帰ってきたい」と誓っていた。

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