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J2残留争いも最終節へ、最下位・町田が勝ち点3差で3チームを追う

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[11.4 J2第41節 水戸1-1町田 Ksスタ]

 最下位のFC町田ゼルビアはアウェーで水戸ホーリーホックと1-1で引き分け、J2残留争いは最終節までもつれ込んだ。この日、21位のFC岐阜もホームで徳島とスコアレスドロー。19位カターレ富山は敵地で北九州に0-1で敗れ、20位ガイナーレ鳥取も湘南に0-1敗戦。この結果、岐阜が得失点差で鳥取を抜いて20位に順位を一つ上げ、富山、岐阜、鳥取の3チームが勝ち点35で並び、勝ち点3差の同32で町田が追う展開となっている。

 JFLでV・ファーレン長崎が優勝した場合、J2の最下位チームは自動降格。長崎がJFLで2位なら、ホーム&アウェーの入れ替え戦を戦うことになる。長崎は2試合を残して2位以内が確定。2位長野パルセイロに勝ち点3を付け、首位に立っている。

 町田は前半43分、FW平本一樹がMFドラガン・ディミッチとのワンツーからPA内に進入すると、マイナスの折り返しをFW北井佑季が左足でシュート。一度はGKに弾かれたが、こぼれ球に自ら詰め、左足で押し込んだ。

 劣勢の展開の中、先制点を奪って後半に折り返したが、後半は水戸の猛攻を浴びる。水戸は後半14分、MF橋本晃司の左CKからニアサイドのFW鈴木隆行がヘディングで合わせ、同点ゴール。一気に逆転を狙い、町田を攻め立てた。後半17分には鈴木がGKと1対1の絶好機を迎えるが、シュートはGK修行智仁がセーブ。こぼれ球に詰めた橋本のヘディングシュートはクロスバーに弾かれた。同32分にも橋本のシュートがポストを直撃するなど運にも見放された水戸。町田は苦しみながらも1-1の引き分けに持ち込み、勝ち点1を手にした。

 最終節は町田がホーム湘南戦、鳥取がホーム福岡戦、岐阜がアウェー横浜FC戦、富山がホーム水戸戦となる。自動昇格の可能性を残す湘南、横浜FCと対戦する町田、岐阜は激戦必至だ。町田は引き分け以下で最下位が確定するが、湘南に勝ったうえで、3チームのいずれかが負ければ勝ち点で並ぶことができる。鳥取には得失点差で大きく上回っているが(鳥取-46、町田-30)、岐阜とは3点差(岐阜-27、町田-30)、富山とは7点差(富山-23、町田-30)で下回っており、勝利したうえで大量得点が必要となるケースもある。

19位富山(35)-23
20位岐阜(35)-27
21位鳥取(35)-46

22位町田(32)-30

※21位以内がJ2残留。最下位の22位はJFLの長崎が1位の場合は自動降格。2位の場合は入れ替え戦を行う

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