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「1年でJ1に復帰」、G大阪の長谷川新監督が決意表明

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 ガンバ大阪は21日、新体制発表会見を行い、今季から就任した長谷川健太新監督、韓国・江原から加入のDFオ・ジェソク、関西大から新加入のMF岡崎建哉が出席した。

 05年から10年まで清水の監督を務め、3シーズンぶりの現場復帰となる長谷川監督は「清水で6年間、指揮を執ったが、G大阪は対戦相手としてリスペクトしていたチームだった。そういうチームで自分が仕事できることを幸せに思っている」とコメント。クラブ史上初のJ2降格となったチームの新監督に就任し、「苦しい状況であることは分かっている。J2での厳しい戦いが待っているが、選手、スタッフ、クラブ、サポーターが一つになって、1年でJ1に復帰できるように一生懸命仕事をしていきたい」と抱負を語った。

「年末にいくつかの選択肢があったが、そういう中でG大阪は非常に魅力のあるチームで、(清水監督時代に)自分の中でも、意識をしながら戦ってきたチームの一つだった。J2という舞台だが、十分に充実感を感じながら仕事ができるのではないかという思いで引き受けた」。就任の決め手となった思いを明かした長谷川監督。チームづくりのポイントとして「個々の能力は高い選手がそろっているが、サッカーはチームで戦うスポーツ。どこまでチームが一つになって、同じ絵を描いてプレーできるかがJ1昇格のカギになるのではないかと思っている」と指摘した。

 攻撃的なサッカーが伝統のG大阪だが、長谷川監督は堅実な守備からのチームづくりに定評がある。昨季はJ1最多の67得点を挙げながら、リーグワースト2位の65失点と守備が崩壊し、J2に降格したG大阪。「もともと攻撃力のあるチームだというのはみなさんもよく知っている。ガンバのスタイルは何かと言えば、だれでもイメージできるサッカーがある。それを180度変えるつもりはまったくない」と強調した新指揮官は、初めて臨むJ2での戦いを前に「試合数、チーム数が多いし、アウェーのゲームも当然、多くなる。年間を通して中断期間がないので、年間を通したコンディションの維持、年間を通して自分たちのレベルを落とさずに戦えるかが一番のポイントになる」と決意を語った。

 また、オ・ジェソクは「水原三星でのデビュー戦の相手がG大阪だった。守備的な部分、両サイドを器用にこなせるところや、積極的に戦うプレーを見てほしい」とコメント。G大阪ユース出身の岡崎も「ガンバに戻って来れてうれしい。1日でも早くプロの環境に慣れて、1日でも早く試合に出て、活躍できるようにがんばります」と意気込んだ。


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