beacon

川崎Fに加入の元日本代表FW大久保「15点は取りたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 川崎フロンターレは20日、川崎市の洗足学園音楽大で新体制発表会見を行った。J2に降格した神戸から完全移籍で加入したFW大久保嘉人は「15点は取りたい」と、具体的な数字の目標を掲げた。

 新天地で鬱憤をぶつける。昨季までプレーした神戸時代を「神戸では自分のプレーを見せられない歯がゆさがあった」と振り返る大久保。「ディフェンスから入るチームだったし、逆にディフェンスはうまくなったかもしれないけど、歯がゆさがあったし、そうはなりたくない」と力を込めた。

 J2降格の責任を感じ、自身は神戸残留の意思を固めていたが、クラブ側が高額年俸の大久保を放出する方針だったこともあり、川崎Fへの移籍を決断した。背番号は神戸在籍時の07~08年、10~11年に付けていた13番に決定(昨季は10番)。「神戸でも付けていたので、神戸に対してやってやろうかなと」と、その理由を明かした。

 自身初となる関東のクラブへの移籍。「関東は自分の中でイメージがなかった」と苦笑いしながらも「自分としても関東で流れを変えようと思った」と、あえて未体験の地を選んだ。真新しい水色のユニフォームに袖を通した大久保は「イメージじゃないでしょ? さわやか(な色)で。違和感がある」と照れ笑いを浮かべた。

「対戦相手としてしか見ていなかったけど、フロンターレはすごい攻撃的で、点を取られても取りに行く姿勢がある。すごい楽しみだし、ゴール前でのDFとの駆け引きを久々にやりたい。ガンガン行きたい」。より攻撃的に。自分本来のプレーを取り戻し、ゴールという結果でチームを初タイトルに導くつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

▼関連リンク
2013年Jリーグ移籍情報ページ

TOP