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オフサイド判定に泣く…広島対鹿島はスコアレスドロー

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[3.17 J1第3節 広島0-0鹿島 Eスタ]

 J1第3節の残っていた1試合、サンフレッチェ広島鹿島アントラーズの一戦が17日に行われた。お互い決定機はつくったものの、オフサイド判定で取り消されるなど、ゴールを割ることは出来ず、0-0で引き分けた。

 前半はお互いがチャンスを作った。広島最大の決定機は前半24分、FW石原直樹からの横パスを、左サイドでフリーで受けたMF山岸智がシュート。だが、GK曽ヶ端準の正面を突いてしまい、先制点を奪うことは出来なかった。

 対する鹿島の決定機は前半33分、MF小笠原満男とMF柴崎岳のスイッチからワンタッチでFW大迫勇也にパス。大迫もワンタッチでクロスを入れると、FWダヴィが押し込んだ。流れるようなパス回しでゴールネットを揺らした鹿島だったが、オフサイドで取り消された。どちらかと言うと押し気味で試合を進めた鹿島だったが、前半は無得点で折り返した。

 後半も決定機はお互い作り出す。まずは鹿島が23分、大迫のポストプレーからダヴィがキープし、右足シュート。だがDFに詰められたこともあったが、右に外してしまい、決定機を生かせない。

 すると広島も直後にチャンスを作る。後半25分、右サイドからのCKをMF森崎浩司がゴール前に入れると、ニアで小笠原がクリア。しかしクリアは小さく、ペナルティーアーク付近で待つDF塩谷司の足もとにこぼれる。塩谷は冷静に右足を振り抜き、ゴール左隅に流し込んだ。だがここで鹿島の選手が猛抗議。シュートコースに入っていたDF千葉和彦がプレーに関与したとして、判定が覆り、オフサイドでゴールは取り消しとなった。

 試合はこのままお互い最後まで得点を奪うことは出来ず、スコアレスドローで終了。試合終了のホイッスルと同時にお互いの選手がしゃがみこむほどの死闘となったが、勝ち点1ずつを分け合うにとどまった。

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