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プロ2戦目で初ゴールの大宮FW富山「サポーターの皆さんと匠くんのおかげ」

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[3.16 J1第3節 大宮1-1新潟 NACK]

 今年1月の全日本大学選手権で名門・早稲田大を日本一へ導き、自身もMVPを獲得したストライカーがプロ2戦目でJ1初ゴールを決めた。0-0の後半26分に開幕戦以来となる交代出場を果たした大宮アルディージャFW富山貴光は31分、左SB下平匠が左足でゴール方向へ蹴りこんだ右FKに対し、中央へ走りこむと頭で合わせて先制ゴール。今季2ケタ得点を目標に掲げている期待のFWが早くも結果を出した。

 後半アディショナルタイムに喫した失点によって引き分けに持ち込まれ、ヒーローになることはできなかった。本人も勝利を逃したことを悔しがったが、それでもプロで新たな一歩を刻んだ。大宮によると、富山も初ゴールに関しては「(下平)匠くんからとてもいいボールが来ました。サポーターの皆さんの後押しがなければあの位置に行けず、ゴールを決められなかったと思うので、サポーターの皆さんと匠くんのおかげで決めることができたゴールだと思っています。チームのホームでのJ1通算150ゴール目と聞いて、自分でも驚いています」と喜んでいた。

 矢板中央高(栃木)時代、2年連続で仙台の特別指定選手となり、早大時代は10年アジア大会、11年ユニバーシアードで金メダル獲得。実績と実力の高さに疑いの余地はない。現在はFWに加え、不慣れなサイドハーフにも挑戦しているが、プレッシャーを跳ね除け、今後もチームに歓喜をもたらし続けるか。「また次の試合でも得点を決められるように、常に100%で練習に取り組み、次の試合こそ自分のゴールでチームが勝てるようにやっていきたいと思います」。自らのゴールで白星を重ねる。

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