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10人の福岡を最後の最後で崩す…京都は今季初白星

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[3.17 J2第3節 福岡1-2京都 レベスタ]

 J2第3節が17日、各地で行われた。2連勝中のアビスパ福岡はホームに京都サンガF.C.を迎えた。前半19分にFW石津大介のゴールで福岡が先制したが、同45分に京都はMF駒井善成の得点で同点に追いつく。さらに後半ロスタイム、途中出場のFW三平和司が勝ち越しゴールを奪。今季完全移籍で加入した男の移籍後初ゴールで京都が2-1で勝利した。

 先制したのはホームの福岡。前半19分、右サイドから崩しにかかる福岡は、MF中原秀人がDF宮本卓也にスルーパス。宮本はグラウンダーのクロスを入れると、FW金森健志はがスルー。後ろからは走り込んだ石津が豪快にゴールネットを揺らした。石津は2試合連続の先制弾となった。

 だが京都も前半のうちに反撃。45分、PA内右でボールをキープする駒井。細かいステップでDFをかわすと、左足を一閃。一直線にゴール右隅に吸い込まれ、試合を振り出しに戻した。

 1得点は奪ったものの、前半はシュート1本に終わった福岡。後半も18分にFW城後寿が、チーム2本目となるシュートを放ったが、なかなかゴール前まで持ち込めない展開が続いた。また同23分には決定機を阻止したとしてDF堤俊輔にレッドカードが提示され、残り時間を10人で戦うことになった。

 京都も今季初先発の2トップ、FW久保裕也とFW原一樹を中心に攻撃を仕掛ける。後半24分には久保に代えてFW宮吉拓実を投入し、勝ち越し点を奪いに行く。同35分には原に代わってFWサヌが今季初出場を果たした。

 するとロスタイムに試合が動く。京都はMF工藤浩平がクロスを上げると、ゴール前で直前に途中出場を果たしていた三平がダイビングヘッドで飛び込み、勝ち越しに成功。開幕2試合を引き分けていた京都が、今季初勝利を手にした。

 試合後、サポーターと移籍後初ゴールを喜んだ三平。「初めてだったのでどういうノリかわからなかったが、自分なりに一生懸命やりました」とおどけてみせた。「泥臭いゴールが僕の特長。これからもJ1昇格に向けて頑張ります」と力強く語った。

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