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注目の前田が“デスゴール”決めるも、浦和が逆転で磐田下す

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[4.6 J1第5節 浦和2-1磐田 埼玉]

 浦和レッズジュビロ磐田の一戦は2-1で浦和がものにした。前半26分にFW前田遼一の注目のシーズン初ゴールによって磐田が先制したが、後半32分にDF森脇良太のヘディングシュートと同ロスタイムのMF原口元気ゴールにより、逆転勝利をおさめた。

 序盤攻勢を仕掛けたのは浦和だった。前半17分、FW興梠慎三がPA内で仕掛けると、DF駒野友一に倒されてPKを獲得する。キッカーも興梠。だがGK川口能活に防がれると、こぼれ球にDF槙野智章が猛然と突進するが、これも川口に今度は足で防がれ、ゴールは奪えなかった。

 そんな中、磐田がワンチャンスをものにする。前半26分、ゴール前に持ち込むと、ゴール前に走り込んだ前田目がけて駒野が浮き球パスを出す。これを森脇がスライディングでカットに行くが、足に当たり流れたボールを前田が左足で押し込み、先制に成功した。

 7シーズン連続で初ゴールを奪ったチームがJ2に降格しているため、“前田の呪い””デスゴール”とシーズン前から注目を集めてきた前田のシーズン初ゴールだが、今季は浦和相手に沈めた。

 押し気味に試合を進めるものの、1点が遠い浦和。後半に入っても、ゴール前までは持ち上がるが、決定力に欠いてしまう。後半22分にはMF宇賀神友弥に代えてMF関口訓充、同27分にはMF柏木陽介に代えてMFマルシオ・リシャルデスを投入するなど、前線をフレッシュにして同点ゴールを目指した。

 すると後半32分、直前に見せた波状攻撃から獲得したCKを、森脇が頭で合わせて試合を振り出しに戻した。森脇はきょう4月6日が26歳の誕生日。移籍後初ゴールで、自らの誕生日を祝ってみせた。

 勢いに乗る浦和は逆転ゴールを目指す。するとついに後半ロスタイム、カウンターからFW原口元気が抜け出すと、川口の飛び出しに遭うが、落ち着いて浮かせて勝ち越しゴールを奪った。押していた浦和が土壇場で逆転に成功した。

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