beacon

高卒ルーキー金森のJ初ゴールで福岡が2連勝…群馬は5連敗

このエントリーをはてなブックマークに追加
[4.17 J2第9節 群馬0-1福岡 正田スタ]

 アビスパ福岡は敵地でザスパクサツ群馬と対戦し、前半15分にFW金森健志が挙げた先制点を最後まで守り抜き、1-0で勝利を収めた。福岡は2連勝で4試合負けなし(2勝2分)。群馬は5連敗を喫し、21位に低迷している。

 前半、福岡が試合の主導権を握る。前線から積極的にプレッシャーをかけ、前半3分にはハーフウェーライン付近でFW石津大介がボールをカット。FW城後寿がゴール前まで持ち込み、シュートを打ったが、枠を外れた。それでも同15分、右サイドをドリブルで仕掛けた石津がクロス。ファーサイドで待っていた金森が押し込み、先制に成功した。

 1点ビハインドとなった群馬は反撃に出る。前半21分、DF小柳達司のクロスにFW小林竜樹が頭で合わせるが枠外。後半8分にはCKのこぼれ球を拾ったDF乾大知のクロスにゴール前でフリーとなっていたFWエデルが合わせた、枠を捉え切れなかった。

 追加点が欲しい福岡にアクシデントが起きる。後半15分、MF金久保順が2枚目のイエローカードで退場。数的不利となり、群馬の攻勢に耐える時間が続いた。群馬は後半42分、エデルのスルーパスに抜け出したFW平繁龍一がGKもかわしてシュートを狙うが、直前でDFがカット。福岡の守備陣は最後までゴールを許さず、1-0で逃げ切った。

 筑陽学園高から今季新加入した金森のプロ初ゴールが決勝点。「チームに貢献できて、勝利することができて本当にうれしく思う」と笑顔を見せると、前節・北九州戦(2-1)でも2得点に絡んだ高卒ルーキーは「監督がいつも『俺がやる』という気持ちを持ってやれと言っているので、それを意識してやっているからゴールに絡むプレーができたんじゃないかと思う」と、マリヤン・プシュニク監督の言葉が意識改革につながっていると語った。

TOP