beacon

栃木はドローで5戦勝ちなし…廣瀬「引き分けも負けも一緒」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[7.7 J2第23節 栃木1-1富山 栃木グ]

 雷雨の影響でキックオフが30分遅れた栃木SCカターレ富山の一戦は1-1の引き分けに終わった。両チームともに連敗は免れ、2試合ぶりの勝ち点を手にしたが、栃木はこれで5戦勝ちなし(4分1敗)。富山は6試合連続白星なし(3分3敗)となった。

 先制したのはホームの栃木だった。前半28分、縦パスに反応したFW廣瀬浩二がうまく体を入れ替え、DF御厨貴文の前に出ると、PA内左から右足でシュート。ゴール右隅に流し込み、先制点を奪った。

 しかし、リードは長く続くない。富山は4分後の前半32分、FKからセカンドボールをMF木村勝太がつなぎ、最後はゴール前のMF舩津徹也が頭で押し込んだ。前半は1-1の同点。シュート数は栃木の6本に対し、富山は1本だったが、その1本を確実に得点につなげた。

 後半も栃木のペースで試合が進んだが、2点目が遠い。後半27分には途中出場のMF湯澤洋介が左サイドから中に切れ込み、右足でミドルシュートを打ったが、GKがキャッチ。同40分、ドリブル突破から左足で狙ったMF高木和正のシュートもDFに阻まれた。同43分には、7試合ぶりの復帰となったFWサビアがミドルシュート。しかし、これも枠を捉え切れず、最後まで勝ち越しゴールを奪えなかった。

 結局、シュート数では14本対4本と圧倒的に上回りながら1-1のドロー。これで5戦勝ちなしとなり、試合後はサポーターからブーイングも飛んだ。先制点の廣瀬は「今日の試合は絶対に勝ち点3が必要だった。引き分けも負けも一緒。すごく悔しい」と厳しい表情だった。

TOP