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神戸は連勝でG大阪追走、栃木は3連敗で8戦勝ちなし

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[8.4 J2第27節 神戸2-0栃木 ノエスタ]

 2位ヴィッセル神戸はホームで栃木SCに2-0で快勝し、2連勝を飾った。栃木は雷雨のため中止となった27日の愛媛戦を挟んで3連敗を喫し、8試合勝ちなし(4分4敗)となった。

 立ち上がりから神戸が栃木を圧倒した。前半8分、右CKのセカンドボールをMF田中英雄が右足ボレー。これはGK柴崎邦博の好セーブに阻まれたが、同23分にMFポポの左クロスのこぼれ球を再び田中が右足ボレーで狙う。「ゴールシーンの前に同じような形があったので、枠(を捉えること)だけを考えた」と、今度はきれいにゴールネットを揺らし、先制に成功した。

 試合の主導権を握り続ける神戸は前半終了間際の44分にもカウンターから追加点を挙げた。ロングフィードに反応したMFマジーニョが左サイドを抜け出し、前に出てきたGKの横を抜くシュート。カバーに入ったDFも懸命に戻るが、猛然と詰めたポポが一歩早くスライディングで体ごと押し込み、2-0とリードを広げた。

 後半は両チームが攻め合ったが、互いに決定力を欠いた。神戸は後半17分、ポポのFKからDFイ・グァンソンがヘディングでゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。栃木も同28分、DF三都主アレサンドロの左CKにMFクリスティアーノが頭で合わせたが、クロスバーに阻まれる。同31分にはFWサビアがイ・グァンソンをかわしてゴール前に抜け出し、GKと1対1の絶好機を迎えながら決め切れず。試合はそのまま2-0で終わった。

 首位・G大阪を勝ち点1差で追走する神戸。田中は「2連勝してもJ1に上がることはできない。残り15試合、一つずつ勝って、最後に笑えるようにがんばりたい」と力強く話していた。

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