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鳥栖対名古屋は痛み分け…名古屋は不敗を9に伸ばす

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[8.31 J1第24節 鳥栖1-1名古屋 ベアスタ]

 サガン鳥栖名古屋グランパスの一戦は1-1のドローに終わった。

 台風の影響で開催も心配されたゲームだが、湿度は高いものの、雨の心配もなく、無事開催の運びとなった。

 先制点を奪ったのは押されていた名古屋だった。前半35分、FKのチャンスを得ると、小川佳純のキックは跳ね返されるが、こぼれ球を玉田、藤本とうまくつなぎ、MFダニルソンに渡る。ダニルソン素早いクロスを入れると、前線に残っていたDF増川隆洋が大きな体を投げ出し、ゴールに流し込んだ。

 いい感じで攻め込んでいた鳥栖にようやく得点が生まれたのは後半に入ってから。5分、FW野田隆之介が左サイドで仕掛け、ゴール前にグラウンダーのクロスを入れる。これをフリーで走り込んでいたMF水沼宏太が難なく押し込み、同点弾を決めた。「宏太が良い場所にいてくれた」(野田)。5戦ぶりに復帰した野田の故障明けとは思えないキレのある突破から同点弾は生まれた。

 勝ち点1ずつを分け合った両チーム。鳥栖の連勝は3でストップしたが、好ゲームを見せて8月を締めくくった。しかしまだ順位は降格圏もチラつく14位。安全圏に持ち込むためにも、残り10試合、もう一度気合を入れ直した戦いが必要となる。

 対する名古屋も敗けなしを9戦に伸ばしたが、勝ちきれない試合が続いているという印象はが強い。幸い上位も混戦状態となっており、軌道に乗れば、上位進出も可能となっている。序盤の低迷からの脱却には成功した名古屋だが、このまま中位に甘んじてしまうのか。上位進出を見据えた戦いかたに期待したい。


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