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経営危機発覚の福岡が公式サイトで状況説明「存続させることが一番重要」

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 経営危機に陥っていることが発覚したアビスパ福岡は16日、公式サイトで経営状況について、代表取締役社長の大塚唯史氏、代表取締役専務の下田功氏の連名で説明文を掲載した。

 まずは「皆様には多大なるご心配をお掛けいたしておりますことを、心よりお詫び申し上げます」と謝罪すると、「弊クラブの経営状況につきましては、予測を下回る収益により極めて厳しい状況にある事は間違いありません。昨年度の赤字につづき、今年度も赤字見込です。資金調達と業績回復に向けて、特に、この数か月全力で取り組んでまいりましたが、結果として、このような状況に陥ってしまっていることには、経営責任を十分に痛感しております」と経営危機にあることを認めた。

 だが、「アビスパ福岡を存続させることが一番重要と考えています」と強調。「『この街にJリーグをこれからも!』という強い思いを持っている全従業員と一緒に、引続き、収支改善へ向けて全力で取り組んでまいります」とクラブ一丸となって、この危機を乗り越えたいとの意向を示した。

 経営危機の要因としては、スポンサー収入の減少が主な原因とみられている。12月にも社員および選手の給与に遅配の恐れがあるといい、このままでは、Jリーグを退会し、下部リーグからの再出発を余儀なくされる可能性も十分に考えられる。

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