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ウイルソン先制&土壇場決勝弾!!仙台が名古屋下し公式戦7戦不敗

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[10.19 J1第29節 仙台2-1名古屋 ユアスタ]

 ベガルタ仙台がホームで名古屋グランパスを2-1で下した。リーグ2引き分け中だった仙台は3試合ぶりの勝利を挙げた。不敗は5、公式戦を含めると不敗は7に伸びた。名古屋はリーグ戦6戦勝ちなし(1分5敗)となった。

 前半から仙台が主導権を握りながらゲームを進めた。固い守りからのカウンター攻撃で名古屋ゴールに迫る。得点こそ挙げることは出来なかったが、名古屋に1本もシュートを打たせず、前半を終えた。

 後半に入ると一気にゲームが動いた。まずは仙台。前半3分、右CKを獲得するとニアでFW赤嶺真吾がヘディングシュート。DFに当たって跳ね返るも、逆サイドにクロスを上げると、待ち構えたFWウイルソンが難なく押し込み、先制点が生まれた。ウイルソンはこれで今季10得点目。2年連続での2ケタ到達となった。

 まだシュートのない名古屋は、代表遠征の疲れもありベンチスタートとなっていたFWケネディを、後半9分からMF中村直志に代えて投入。より攻撃意識を高めると、直後の11分、左サイドからMF藤本淳吾が前線のスペースにスルーパス。反応したFW永井謙佑がGKを引き付け、パスを受けたFW玉田圭司が豪快に蹴り込む。ようやく生まれたファーストシュートがゴールネットに突き刺さった。

 終盤になるに従い、互いにスペースが生まれはじめ、カウンターの応酬となる。しかし最後の最後のところで上回ったのは仙台だった。目安4分のアディショナルタイムに突入し迎えた3分、途中投入されていたMFヘベルチのミドルシュートが前線のウイルソンに渡る。オフサイド気味のポジションに位置したが、プレーは流れ、シュート。劇的な勝ち越しゴールが生まれた。

 仙台はこれでリーグ戦では3試合ぶりの勝利となったが5戦敗けなし、公式戦では7戦敗けなしとなった。今季限りで退任し、来季よりU-21日本代表監督に就任する手倉森誠監督が指揮するのもリーグ戦は残り5試合となった。ウイルソンは「大事な残り5試合になる」と話し、「まだ優勝チームも決まっていない。いい終わり方をしたい」と力を込めた。

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