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サビアがクラブ史上初のハット!!栃木は松本監督就任後5戦無敗

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[10.20 J2第37節 栃木4-2東京V 栃木グ]

 12位栃木SC対11位東京ヴェルディの一戦は、栃木が4-2で制し、J1昇格プレーオフ出場に望みをつないだ。前節のG大阪戦(4-2)に続く1試合4ゴールで2連勝。松本育夫監督就任後5試合負けなし(4勝1分)とし、昇格プレーオフ圏内となる6位長崎との勝ち点差7をキープした。一方の東京Vは2連敗で12位に後退した。

 栃木は前半26分、FWクリスティアーノのパスをフリーで受けたFW近藤祐介のシュートはGK佐藤優也に弾き出されたが、このプレーでCKを獲得。DF三都主アレサンドロがゴール前に入れたボールにクリスティアーノが頭で合わせ、先制に成功した。

 劣勢だった東京Vも反撃に出る。前半41分、MF小池純輝が右サイドを駆け上がり、DFを2人かわしてグラウンダーのクロスを入れると、濡れたピッチの影響もあったか、GK榎本達也がファンブル。こぼれ球をゴール前に詰めていたMF西紀寛が左足で押し込み、試合を振り出しに戻した。

 1-1の同点に追いつかれ、嫌な流れで前半を終えた栃木だったが、前半31分に警告を受け、次節・岐阜戦が累積警告で出場停止となることが決まったFWサビアが後半に得点力を発揮した。

 まずは後半3分、MF廣瀬浩二の右クロスを右足で流し込み、2-1と勝ち越しに成功。同10分には廣瀬の中央突破から浮き球のパスを受けたサビアがGKの位置を確認して冷静に右足で決め、3-1とリードを広げた。さらに2分後の同12分にもクリスティアーノの落としをサビアが右足でねじ込み、4-1。クラブ史上初のハットトリック達成で勝利を決定づけた。

 試合終了間際にFW巻誠一郎に1点を返されたが、4-2で勝利した栃木。サビアは「神様の計画は素晴らしい。難しい時期もあったが、諦めず、しっかり前を向いてやってきた部分が今、戻ってきた。本当にうれしく思う」と、チームが一時の不振を抜け出し、調子を上げてきたことを喜んでいた。


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