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湘南が史上最速昇格決める!!9試合を残して1年でのJ1復帰が決定

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[9.23 J2第33節 京都2-2湘南 西京極]

 湘南ベルマーレが1年でのJ1復帰を決めた。アウェーで京都サンガF.C.と対戦し、2-2の引き分け。18試合負けなし(12勝6分)として勝ち点を84に伸ばすと、9試合を残して3位磐田との勝ち点差が「28」に開き、2位以内が確定した。残り9試合での昇格決定は、04年に川崎Fが記録した残り8試合を上回る史上最速記録。日付でも08年に広島が昇格を決めた9月23日と並ぶ最速タイ記録となった。

 この日、3位磐田が敗れたため、引き分け以上でJ1昇格が決まる湘南は前半11分、右サイドを突破したFWウェリントンの折り返しをFW武富孝介がシュート。GKが弾いたこぼれ球をFW岡田翔平が頭で押し込み、先制点を奪った。

 目の前での昇格を阻止したい京都も反撃を見せる。1点ビハインドで折り返した後半4分、MF工藤浩平からの絶妙な浮き球のパスにFW大黒将志が反応。胸トラップから右足アウトサイドの技ありシュートでゴールネットを揺らした。得点ランキングトップを走る大黒の今季通算20ゴール目で1-1の同点に追いついた。

 逆転ゴールを目指し、一気に攻勢を強める京都だが、湘南も粘り強く跳ね返す。後半14分にはMF藤田征也に代えてMF熊谷アンドリューを投入し、システムも3バックから4バックに代えて対応。しかし、京都は後半35分、工藤の左クロスに大黒が頭で合わせ、2-1と逆転に成功した。

 このまま今節での昇格決定は持ち越しかと思われた湘南だったが、後半40分に劇的な同点ゴールが生まれる。左サイドをドリブルで駆け上がったDF島村毅が左足を一閃。PA手前からのミドルシュートを叩き込み、土壇場で2-2の同点に追いついた。試合はそのままタイムアップ。勝ち点1を積み上げ、J1への切符をつかみ取った。

 3シーズンぶりのJ1復帰を果たした昨季は16位に終わり、1年でのJ2降格が決定。それでもチョウ・キジェ監督が続投して臨んだ今シーズンは、開幕から14連勝をマーク。シーズン序盤から首位を独走し、敗戦は5月24日の愛媛戦(0-1)のみ。33試合を終えて70得点18失点という圧倒的な強さを見せつけ、1年でJ1の舞台に返り咲いた。


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