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田代バースデー弾に玉田決勝点、C大阪が今季初の逆転勝利で3位浮上

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[7.22 J2第25節 C大阪2-1岡山 金鳥スタ]

 セレッソ大阪はホームでファジアーノ岡山に2-1で逆転勝ちし、2試合ぶりの白星を挙げた。今季初の逆転勝利で順位も3位に上げ、この日敗れた2位磐田との勝ち点差を「6」に縮めている。一方の岡山は今季ワーストの3連敗となった。

 先制したのはアウェーの岡山だった。前半7分、右サイドを深くえぐったMF田中奏一のクロスからFW久保裕一がヘディングシュート。久保の今季初ゴールで幸先よくリードを奪ったが、C大阪もすぐさま試合を振り出しに戻した。

 前半10分、右サイドをオーバーラップしたDF酒本憲幸がグラウンダーのクロスを入れると、GK中林洋次が前に弾いたこぼれ球をFW田代有三が右足で蹴り込んだ。2試合ぶり今季2得点目となった田代はこの日が33歳の誕生日。自らのバースデーゴールで1-1の同点に追いつくと、勝ち越しゴールもアシストした。

 前半34分、自陣からのDF丸橋祐介のFKを田代がワンタッチで落とし、ゴール前に抜け出したFW玉田圭司が利き足とは反対の右足で流し込んだ。玉田は2試合ぶり今季7ゴール目。玉田&田代の2トップが2試合ぶりとなる“アベックゴール”を記録し、C大阪が2-1と逆転に成功した。

 一転して1点を追う展開となった岡山は後半11分、FW片山瑛一が決定機を迎えるが、GKキム・ジンヒョンが右足1本でセーブ。東アジア杯に臨む韓国代表メンバーにも選ばれたC大阪の守護神が好守を見せたが、同16分にアクシデントが襲う。

 クロスボールをキャッチしようとしたキム・ジンヒョンがファンブルすると、こぼれ球に詰めた久保と激しく交錯。久保が振った右足がキム・ジンヒョンの右肩付近に当たったと見られ、苦悶の表情で倒れ込んだキム・ジンヒョンはそのまま担架で運び出された。

 急きょGK丹野研太を投入したC大阪。後半40分、MF山口蛍の右足ミドルはGKの好セーブに遭い、追加点とはならなかったが、2-1のまま逃げ切り、勝ち点3をもぎ取った。玉田は試合後のインタビューで「先制されて難しい試合になったけど、逆転勝利が今年はなかったので、意味のある1勝だと思う」とコメント。2位磐田との直接対決となる次節に向け、「上位対決だし、すごく大事な一戦。アウェーだけど、勝ちに行きたい」と意気込んでいた。

[J2]第25節 スコア速報

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