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広島が年間&第2S首位浮上!寿人のJ1ゴール記録更新はお預け

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[9.12 J1第2ステージ第10節 山形1-3広島 NDスタ]

 サンフレッチェ広島が敵地でモンテディオ山形を3-1で下した。前日に浦和が勝利したことで年間首位の座を明け渡していたが、今節も首位をキープした。山形は最下位のまま。3連敗で未勝利は15戦に伸びた。

 この試合、最も注目を集めたのはJ1通算得点記録で1位の中山雅史氏の157ゴールにあと1ゴールと迫ったFW佐藤寿人だった。ただ序盤は広島が思うようにボールを回せず、佐藤にもいい形でボールが入らない。逆に前半35分、カウンターからFWディエゴに先制点を決められてしまった。

 しかし広島は前半のうちに試合を振り出しに戻す。39分、右サイドを抜けたMFミキッチが切り返して左足クロス。ニアに走り込んだ佐藤の頭の上を越えたボールはそのままゴールマウスを捕えた。さらに後半15分には、前節ハットトリックを決めたFWドウグラスのゴールで逆転に成功した。ただ直後の同16分に佐藤が交代。記録更新はお預けとなった。

 後半33分、この試合のポイントとなった場面がやってくる。山形はMF中島裕希がエリア内の競り合いの中でPKを獲得。しかしディエゴのシュートをGK林卓人が見事にセーブ。そして直後のプレーでFW浅野拓磨がハーフウェーライン手前からドリブルを開始。そのままゴール前まで持ち込み、右足でダメ押し点を奪ってみせた。最下位相手に押し込まれる場面もあった広島だが、しっかり勝ちきり、年間首位の座をキープ。第2ステージの順位も首位に浮上した。


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