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内容改善も14位後退…8戦ぶり復帰の鹿島MF遠藤康「でも勝ってない」

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キャプテンマークを巻いて先発したMF遠藤康

[4.25 J1第10節 鹿島1-1神戸 カシマ]

 負傷者が続々と戻ってきた。鹿島アントラーズはMF遠藤康が8試合ぶり、MFレオ・シルバが5試合ぶりに先発復帰。FWペドロ・ジュニオールも5試合ぶり、DF安西幸輝は7試合ぶりにベンチ入りした。

 右サイドハーフで先発した遠藤は攻撃のリズムに変化をつけ、後半33分までプレー。「プレーで見せないといけないし、どこまでできるか分からなかったけど、最低限の仕事はできたと思う。最後はちょっと足をつりそうだったので、自分から(交代を)言った」。後半28分から途中出場し、左サイドに入った安西は「まだちょっと怖さもある」と言いながらも、「その中で20分やれたのは大きい。勢いを持って仕掛けようと思っていた」と懸命にプレーした。

 前節の川崎F戦は1-4の惨敗だったが、この日は4-4-2から4-2-3-1にシステムを変更したことも功を奏し、試合内容には改善も見られた。ただ、遠藤は「フォーメーションが変わったから良くなったというか、選手個人個人の勝ちたい気持ちが出ていた。フォーメーションより選手の意識だと思う」と指摘。同時に内容が結果に結びついていないことも問題視した。

「厳しいことを言うと、でもホームで勝ってない」。内容では神戸を上回っていたが、獲得した勝ち点は1。最近6試合で1勝2分3敗となり、順位も12位から14位に落とした。「うちは勝たないといけないチームだし、優勝しないといけないチーム」。遠藤は最後まで厳しい表情を崩さなかった。

(取材・文 西山紘平)

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