beacon

遠藤、天野、中町!!3選手今季初ゴールの横浜FMが鹿島下し6戦ぶり白星

このエントリーをはてなブックマークに追加

横浜FMは前半21分にMF天野純が鮮やかな直接FKで追加点

[4.28 J1第11節 横浜FM3-0鹿島 日産ス]

 15位横浜F・マリノスと14位鹿島アントラーズの一戦はホームの横浜FMが3-0で快勝し、6試合ぶりの白星を飾った。2試合ぶり黒星の鹿島は3試合勝ちなし(1分2敗)。順位でも横浜FMに逆転され、15位に後退した。横浜FMは今季ホーム初勝利で順位も13位に上げた。

 最近5試合勝利のない横浜FMは前節25日の札幌戦(1-2)から先発4人を変更した。下部組織から今季トップチームに昇格したDF山田康太が右サイドバックでリーグ戦初出場初先発。MF中町公祐が4試合ぶりの先発となり、FW伊藤翔とFW遠藤渓太も3試合ぶりに先発した。
 鹿島は前節25日の神戸戦(1-1)から先発2人を変更。故障明けで神戸戦に途中出場したDF安西幸輝が8試合ぶりの先発となったほか、同じく負傷明けのFWペドロ・ジュニオールも8試合ぶりに先発復帰した。[スタメン&布陣はコチラ]

 先手を取ったのはホームの横浜FMだった。前半7分、左サイドでキープしたFWユン・イルロクが中央にパスを通し、PA内左からMF天野純が左足でシュート。DF植田直通に当たったこぼれ球を遠藤がヘディングで押し込んだ。

 遠藤の今季初ゴールで幸先よく先制した横浜FMに対し、鹿島も反撃に出る。前半16分、中央をドリブルで運んだFW金崎夢生が右サイドに展開。ペドロ・ジュニオールがグラウンダーの鋭いクロスを入れると、ゴール前に走り込んだ金崎が左足で合わせたが、GK飯倉大樹が右足でかき出すビッグセーブを見せた。

 すると前半21分、横浜FMが芸術的なFKで追加点を奪う。PA右手前の位置で獲得したFKのチャンス。天野の左足から放たれたボールは壁を越えて右ポストを弾き、ゴールネットに突き刺さった。天野の今季初ゴールで2-0とリードを広げると、守備でも前半28分、FW鈴木優磨のシュートを至近距離で山田が体でブロック。同40分にも鈴木のシュートに対してDF中澤佑二が体を投げ出してブロックするなど、前半を無失点で折り返した。

 後半に入ると、2点を追う鹿島がさらに攻勢を強める。後半1分、DF内田篤人の右クロスにMF遠藤康が頭で合わせるが、クロスバーの上へ。同10分にも内田の右クロスから金崎がヘディングシュートを放つが、枠を捉えられなかった。

 先に動いたのは横浜FM。後半14分、伊藤に代わってMF扇原貴宏が入る。鹿島も同17分、内田に代えてDF伊東幸敏を投入した。両ベンチが次々と動き、横浜FMは後半19分にユン・イルロクに代えてFW仲川輝人、鹿島も同20分、ペドロ・ジュニオールに代えてFW山口一真をピッチに送り込んだ。

 交代策がハマったのは横浜FMだった。後半21分、左サイドから天野が折り返したボールがファーサイドに流れ、仲川がボールをキープ。ゴール前に走り込む中町の動きを見逃さず、中央に折り返すと、中町がきっちり右足で流し込んだ。

 3点ビハインドとなった鹿島は後半22分、早くも最後の交代枠を使い、遠藤に代えてDF西大伍を投入。その直後には山口が強烈な右足ミドルを放つが、GKが触ってクロスバーを叩く。同24分にはMFレオ・シルバがロングシュートを狙ったが、これも飯倉に阻まれた。

 1点でも返したい鹿島だが、後半34分、金崎の右クロスに飛び込んだ鈴木のダイビングヘッドもゴール右へ。横浜FMは同36分、中町に代えてMF大津祐樹を投入。最後の交代カードを切ると、その後も集中力を切らさず、3-0の完封勝利で今季リーグ戦ホーム初白星を飾った。

(取材・文 西山紘平)

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ
●[J1]第11節1日目 スコア速報

TOP