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痛恨スコアレスドローも2位浮上…連覇狙う川崎Fは「やり続けるしかない」

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悔しそうな表情を見せる川崎フロンターレMF大島僚太(写真左)ら

[8.15 J1第22節 川崎F0-0鳥栖 等々力]

 徹底的に守備を固めてきた相手にスコアレスドロー。川崎フロンターレにとって大きく悔いの残る結果に終わったが、選手たちは一様に割り切った様子を見せていた。「俺らはやり続けるしかないですから」。そんなMF中村憲剛の言葉が象徴的だった。

「もっと決められるようにしないといけないし、決められないならもっとチャンスをつくらないといけない」(中村)。クラブを誰よりもよく知る38歳は苦笑い気味に振り返る。放ったシュートは25本。ただ闇雲に狙っただけではなく、GKと1対1を迎える場面も多くあったが、その優勢はスコアに反映されなかった。

 決定的なラストパスを何度も通したMF大島僚太も同様の受け止め方を見せた。「相手が割り切った戦い方なのでこういう展開になった。決められなかったことが結果につながった」。当たり前と言えば当たり前だが、そうとしか言いようがないのも事実。「頭を切り替えてやっていきたい」と次の試合を見据えた。

「みんなのイメージを共有して、変わらずやっていくべき」と述べたのは右サイドのギャップでタメをつくっていたMF家長昭博。「良かった点も悪かった点もある。勝ったか負けたかではなく、良かった点は続けて、悪かった点は改善したい」と冷静に述べた。

 この1試合だけを見れば悔しい勝ち点1だが、他会場で2位のFC東京が敗れたため暫定2位に浮上。残り試合を1つ多く残したなか、首位を独走する広島を勝ち点9差で追うという状況となった。「俺らはやり続けるしかない」――。最大の目標であるJリーグ連覇に向け、川崎Fはとにかくブレずに進んでいく。

(取材・文 竹内達也)
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