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頼れる18番の帰還…FC東京MF橋本拳人「まだ諦めていない」

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7試合ぶりの復帰を果たしたMF橋本拳人

[9.2 J1第25節 FC東京0-0鳥栖 味スタ]

 7月30日の練習中に右ハムストリングを負傷し、この日が約1か月ぶりとなる実戦。前半のFC東京を牽引していたMF橋本拳人が味の素スタジアムのピッチに帰ってきた。

 離脱期間中の成績は2勝1分3敗。上位を走っていたFC東京にとって、この男の不在が響いているのは間違いない。サポーターも復帰を待ち望み、試合前から大きなチャントが贈られていた。

「すごく嬉しかったし、鳥肌が立った。やってやろうという気持ちになった」。信頼してくれるサポーターへの感謝を述べた25歳は立ち上がりから球際での戦いをいとわず、FWフェルナンド・トーレスとの対人戦も果敢にこなした。

「早めに2トップに入れてきたので、セカンドボールとプレスバックを意識し、良い形でボールを入れさせないようにしていた」。立ち上がりこそチャンスをつくられる場面もあったが、徐々にチームは一方的な試合をつくっていった。

 ところが後半14分、ふくらはぎへの違和感を覚えたため、MF米本拓司と途中交代。復帰初戦は不完全燃焼に終わり、「サポーターの期待に応えたかったけど、勝ち点3を取れなくて申し訳ない気持ちです」と振り返った。

 ここから2週間の中断期間を挟むため、さらに負傷の影響は少なくなるはず。「内容よりも勝ち点3がほしい。良い方向に進んでいるし、まだ諦めていない。残り試合で積み重ねていけるようにしたい」。首位との勝ち点差は『13』に開いたが、頼りになる背番号18は残る9試合でのリーグタイトルを見切っていない。

(取材・文 竹内達也)
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