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J1自動昇格遠のいた福岡…FW城後「顔を上げてやっていきたい」

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[11.4 J2第40節 町田2-1福岡 町田]

 J1自動昇格が遠のく敗戦となった。だが、J1昇格の可能性がなくなったわけではない。アビスパ福岡FW城後寿は「結果は出てしまったこと。下を向いても仕方ない」と気持ちを切り替え、前を向こうとしていた。

 スコアレスで進んだ試合を動かしたのは城後だった。後半25分、左サイドからMF輪湖直樹が送ったクロスに走り込むと、ヘディングで合わせてネットを揺らして値千金の先制点を記録。「輪湖や(古賀)太陽、駒さん(駒野友一)だったりが、日頃練習が終わってから、クロスの練習に付き合ってくれている。それを試合で出せたことは、輪湖もそうだし、僕も練習をやっていて良かったと思う」と日頃の練習の成果が出せたと振り返った。

 しかし、先制してからわずか4分後の後半29分にFW中島裕希に同点ゴールを許すと、同35分にはドリアン・バブンスキーに逆転ゴールを奪われて1-2の逆転負けを喫した。

 勝ち点の上積みはできず、勝ち点66のままで順位は6位。自動昇格圏内となる2位大分(勝ち点72)との勝ち点差は6、得失点差は福岡の「+15」に対して大分は「+24」と逆転するには厳しい状況に追い込まれた。しかし「優勝して昇格という目標は厳しくなったけど、J1昇格の望みは残されている」と力を込めると、「少しでも上の順位でプレーオフを迎えるためにも切り替えていきたいし、顔を上げてやっていきたい」と視線を上へと向けた。

(取材・文 折戸岳彦)
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