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ジャッジ振り返る新番組、J1開幕節では2つの誤審認める…“奈良判定”は問題なし

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2つのファウルシーンが取り上げられた川崎フロンターレDF奈良竜樹

 Jリーグは今季から、J1リーグ戦のジャッジを毎節振り返る『Jリーグジャッジリプレイ』をスタートした。26日にDAZNで先行配信された第1回では、22〜23日の第1節で議論を呼んだ4事例が取り上げられ、そのうち2つが誤審という見解が伝えられた。

 1つ目の誤審はガンバ大阪横浜F・マリノス戦の前半3分、FW仲川輝人が横浜FMの1点目を決めた場面。FWエジガル・ジュニオのクロスをG大阪の選手がクリアし、ボールはMF天野純に当たった後、跳ね返りが仲川に渡っていた。


 ボールはゴール前の局面で目まぐるしく動いたが、天野に当たった時点で仲川はオフサイドポジション。日本サッカー協会トップレフェリーグループシニアマネジャーの上川徹氏は主審・副審の肉眼で判断することが困難な事案だったとしつつ、オフサイドでノーゴールだったと認めた。

 2つ目の誤審は湘南ベルマーレ北海道コンサドーレ札幌戦の後半18分、札幌DF進藤亮佑にイエローカードが提示された場面。湘南FW大橋祐紀のドリブル突破に対し、意図的に手を出してプレーを止めていた。

 湘南のチョウ・キジェ監督からも猛抗議が起きたように、ハンドリングがなければ1点ものの決定機。上川氏は反則がなければ大橋はGKとの1対1を迎えるはずだったことを指摘し、「決定的な得点機会の阻止」にあたるとして、レッドカードが適切だったと述べた。

 なお、適切な判定とされた事例はいずれも川崎フロンターレFC東京戦でのDF奈良竜樹のファウルに関するもの。ネット上ではアマチュアボクシングの不祥事になぞらえた『奈良判定』というスラングも誕生し、この用語は放送の中でも言及された。

 奈良は後半34分、FWディエゴ・オリヴェイラへの両足タックルでイエローカードを受けると、同44分にはFWナ・サンホの頭部に足が接触するファウルで一触即発の事態に。「前者はレッド、後者もイエロー」というSNS上の意見もあったが、上川氏は現判定の「前者はイエロー、後者はカードなし」を支持した。

 『Jリーグジャッジリプレイ』は次節以降も毎週放送される予定。毎週火曜日午前にDAZNで先行配信され、金曜日にはJリーグ公式Youtubeチャンネルで配信される。なお、番組で取り上げて欲しいシーンは『#Jリーグジャッジリプレイで取り上げて』で募集している。

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