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「やりたいサッカーをやるだけでなく…」ポステコ体制2年目、大津祐樹が実感する確かな手応え

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リーグ戦初先発を果たしたMF大津祐樹

[3.10 J1第3節 横浜FM2-2川崎F 日産ス]

 高いレベルでのポジション争いを楽しんでいる。6日のルヴァン杯・札幌戦(△1-1)で同点ゴールを決めた横浜F・マリノスのMF大津祐樹は中3日のこの日も連続先発。今季、川崎Fから期限付き移籍で加入したMF三好康児が契約上、川崎Fと対戦する公式戦に出場できないこともあり、大津が今季リーグ戦初先発を果たした。

 4-3-3で同じインサイドハーフのポジションを争うライバル。「(三好)康児には康児の良さ、自分には自分の良さがある。お互いに高め合って、負けないように。だれが出ても試合に勝てるようにという意識は持っている」。3トップを攻撃でサポートするだけでなく、球際でも強さを見せ、守備でも貢献。札幌戦に続いて先発したのは大津とDFティーラトンの2人のみという中、後半30分に交代するまで豊富な運動量で走り回った。

 チームは後半アディショナルタイムの劇的同点ゴールで2-2の引き分けに持ち込み、開幕から3戦無敗(2勝1分)をキープした。「最後追いつけたのは去年にはないところだったし、負けの試合を引き分けに持っていくのは、優勝するチームには大事なこと」と指摘する横浜FM加入2年目の28歳は「チームとしてフィットしている感じはある。どんどん勝ち点を積み重ねられれば」と、就任2年目を迎えたアンジェ・ポステコグルー監督の戦術浸透にも手応えをつかんでいる。

「去年と違って勝負強さも兼ね備えてきているのかなと。やりたいサッカーをやるだけではなく、いいチームになってきている実感はある」。劇的な同点弾を決めたのは途中出場のMF扇原貴宏。大津は「出てない選手の気持ちが乗ったゴール。出ている選手も出ていない選手も同じ力がある。だれが出ても変わらないチームをつくれているし、面白いチーム編成になっている」と実感を込めて言った。

(取材・文 西山紘平)
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