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ゴール遠い鳥栖、Jデビューの元バルサMFクエンカはトーレスのサポート誓う

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Jリーグデビューを果たしたMFイサック・クエンカ

[3.10 J1第3節 FC東京2-0鳥栖 味スタ]

 Jデビュー戦は早々にアクシデントに見舞われた。サガン鳥栖新戦力のスペイン人MFイサック・クエンカは後半15分から途中出場し、Jリーグデビュー。しかし、そのわずか1分後にMF高橋秀人が2枚目の警告で退場となり、残り時間を10人で戦うことになった。

 クエンカは技術の高さを見せたが、攻撃に絡む回数は限られ、シュートは0本。「あの状況では引いて耐えて守る状況になるのはノーマルだった」。チームはスコアレスのまま耐えたが、終盤に2失点。開幕3連敗を喫し、最下位に沈んでいる。

 バルセロナの下部組織で育ったクエンカは、当時指揮官だったジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンC)の下、2011年にトップチームデビュー。バルセロナでは公式戦30試合に出場し、4得点を記録した。その後はアヤックス(オランダ)やブルサスポル(トルコ)などを渡り歩き、今季、スペイン2部レウスから鳥栖に完全移籍した。

 Jリーグの印象については「実際のところ非常にレベルが高くて、競争の激しいリーグだと思う。競争意識高くプレーを続けていきたい」と語ったクエンカ。開幕から無得点のチームを救うために、「高い位置で1対1を仕掛けたり、相手に怖さを感じさせるようなプレーを続けていきたい」と意気込んだ。

 チームはFWフェルナンド・トーレスを活かせず、開幕から3試合無得点。クエンカは「誰かが1人でトーレスをサポートするということではないと思う。みんながそれぞれのパフォーマンスを出して、間接的に周りの選手たちの良さを引き出す。そうやってトーレスをサポートしていけたら」と誓った。一方、トーレスは「イサックは自分たちにとってキーとなる、本当に重要な選手。できるだけ早く100%の状態になってほしい」と期待を寄せた。苦境脱出へ、スペイン人コンビでゴールをこじ開けられるか。

(取材・文 佐藤亜希子)
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