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長崎“ゼイワン”復帰への第一歩…PRC制覇に手倉森監督「マークが厳しくなりそうだな…」

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長崎がハワイで開催されたプレシーズンの国際大会であるパシフィック・リム・カップを制した

[2.10 パシフィック・リム・カップ決勝 長崎3-1ソルトレイク アロハ・スタジアム]

 V・ファーレン長崎がパシフィック・リム・カップ2019 Powered byアンダーアーマーを制した。昨年大会を優勝して弾みをつけた札幌は、J1で4位の好成績。長崎も“ハワイの波”に乗りたいところだ。

 MLSクラブに連勝しての優勝に、「他のチームのマークが厳しくなりそうだなという結果を得てしまった」と苦笑いの手倉森誠監督も、「勝つことよりもチームと個人の成長を促したが、結果がついてきて良かった」と手ごたえを感じずにはいられない様子だった。

 リオデジャネイロオリンピックや日本代表コーチを歴任して6年ぶりにJクラブを指揮。シーズン前の国際大会で「インターナショナルな試合というのは楽しいなと思いながらやっていた」と士気を高めることができた。「次はいよいよJのクラブ、同じ日本人メンタリティを相手に戦う。チームの心理を操りながら対抗していければなと思います」。

 今季の目標は1年での返り咲き。指揮官も「J1での肌感覚が残っているうちに返り咲くことに意味がある」と意識を強めている。「手こずるようでは長崎の未来が難しくなる。J2をとにかくJ1で戦えるための準備と考えて、勝ち続けていかないといけない」。“ゼイワン”復帰へ向けた準備は着々と整っている。

(取材・文 児玉幸洋 取材協力 アンダーアーマー)

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