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ビッグセーブで救った鳥栖GK高丘「イメージは持っていた」存在感増す23歳

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正確なフィードを蹴り込むGK高丘陽平

[7.7 J1第18節 川崎F0-0鳥栖 等々力]

 サガン鳥栖はアウェーで川崎Fと引き分けた。無失点に抑えた守備陣の中でもGK高丘陽平はビッグセーブなど優れたパフォーマンス。「きょうはDF陣が体を張ってくれたし、FWの選手も守備を精力的にしてくれて、後ろとしては本当に助かりました。決定機を抑えられたのはひとつ大きい」と謙虚に振り返った。

 前半41分だった。左サイドの攻撃からMF家長昭博がワンタッチでスルーパスを出し、エリア内に抜け出したMF脇坂泰斗が決定的なシュート。あわやの場面だったが、至近距離でコースを読んだ高丘が左手で弾き出し、窮地を救った。

「相手が攻撃的にくる中で、ワンタッチだったりフリックで侵入してくる場面はあると思っていた。そういうイメージは持っていましたし、自分の中で慌てることなく対応できたと思います」

 弱まることのない雨の中、難しいピッチコンディションだったが、安定したプレーを続けた。好判断、鋭い反応で的確なセービングを見せ、無失点に貢献。「僕の仕事は失点をゼロに抑えること。それができたのは良かった」。足元の技術に定評がある23歳は、両足から正確なパスを繰り出し、攻撃の起点としても機能した。

 横浜FCの下部組織から昇格し、プロ4年目の2017シーズンに41試合に出場した。18年3月に鳥栖にレンタルで加入。完全移籍となった今季序盤はベンチだったが、GK大久保択生から定位置を奪い、J1リーグ戦デビューから9試合連続出場中。試合ごとに存在感を増す若き守護神は「勝ち点1を持って帰ることは最低限の結果。ホームで勝ってつなげたい」と次戦に切り替えた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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