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3週間ぶり公式戦の柏、オルンガが意地の一発も鳥栖に敗戦

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鳥栖はFW林大地が今季8点目

[11.21 J1第28節 柏1-2鳥栖 三協F柏]

 勝ち点41で10位柏レイソルと、同26で15位のサガン鳥栖が三協フロンテア柏スタジアムで対戦。2点を先行した鳥栖が2-1で柏を振り切った。

 新型コロナウイルス陽性者が16名判明し、活動休止をとっていた柏にとっては、10月31日以来となる公式戦。23戦24ゴールのFWオルンガ、FW江坂任らが先発に名を連ねた。

 4連敗後に6戦負けなし(1勝5分)の鳥栖は、ホームでの前回対戦時(○2-1)に同点PKを成功させたFW林大地が5試合ぶり、決勝点を奪ったMF原川力が3試合ぶりにスタメンに入った。
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 林とFW小屋松知哉のスピードを生かしてサイドから突破しチャンスをつくっていた鳥栖だったが、前半17分に早くもFWチアゴ・アウベスが交代に。MF本田風智が中盤左サイド、小屋松が林とともに2トップに入った。21分には、原川のスルーパスに林が抜け出し、DF大南拓磨も振り切ったが、GKキム・スンギュが好セーブを見せてシュートまで持ち込めなかった。

 柏は高い位置からプレスをかける鳥栖に対し、なかなか前にボールを運べない展開が続き、シュートを打てないまま最初の45分を終える。ハーフタイムにはMF大谷秀和に代えてMFヒシャルジソンを投入した。

 しかし、後半に入っても鳥栖の勢いは止まらない。8分にはMF中野伸哉のクロスを林がヘディングでとらえたが枠をとらえきれず。しかし、その1分後、GKキム・スンギュのパスミスを敵陣で奪ったMF樋口雄太が中央にクロス。これを林がダイレクトでとらえてゴールネットを揺らした。

 21分、左サイドから崩して原川のクロスを本田がミート。跳ね返りにすぐさま反応した本田が右足で流し込んでリードを2点に広げる。

 18日の通常トレーニング再開からわずか3日で試合を迎えた柏は苦しい展開を強いられる。2列目の3選手を入れ替えるなど攻めの姿勢を見せる柏は33分、オルンガがようやくシュートまで持ち込むも、ボールはサイドネットに刺さった。それでも42分、DF北爪健吾のクロスをFW呉屋大翔がヘディングしたボールがファーサイドに流れ、最後はオルンガがつめて1点を返した。

 途中交代のMF神谷優太が奮闘を見せ、終盤は相手陣内のシーンを増やしたがあと1点は届かず。鳥栖がリードを守りきり、2試合ぶりの勝利で勝ち点を29に伸ばした。

(取材・文 奥山典幸)
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