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「上に行くために大事な試合」で2点を演出した神戸FWドウグラス

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両チーム通じて最多のシュートを放ったドウグラス

[5.26 J1第16節 柏1-2神戸 三協F柏]

 第14節・C大阪戦(△1-1)で戦列に復帰したFWドウグラスが、第5節・川崎F戦(△1-1)以来2か月半ぶりにヴィッセル神戸のスタメンに戻ってきた。

 33歳のブラジル人ストライカーは、早速結果で示す。まずは、スコアレスで迎えた後半開始早々に、MF古橋亨梧の左サイドからのクロスをファーサイドで待ち受ける。「真ん中のところに郷家が入ってきたのが見えた」。ドウグラスは頭で中央のMF郷家友太へ折り返すと、郷家は右足でプッシュし、神戸に先制点をもたらした。

 リードした後半7分には、ハーフライン手前でマイボールにすると、MF山口蛍とのパス交換から一気に敵陣まで進入し、再び山口へパスを送る。ファーストタッチで柏DFを振り切った山口が、中央へ折り返そうとしたボールは柏DFのオウンゴールを誘発した。

「この試合に臨むにあたって、自分のできることをすべてピッチに出そう」。そう決意していたドウグラスは、2ゴールとも起点となってチームの勝利の大きく貢献した。得点シーン以外でも最前線で起点となった。「自分みたいな2列目の選手が上がる時間やスペースをつくってくれる」と郷家も信頼を寄せる。

 コーチングスタッフは「90分どこまで保つのか心配していた」というが、最後まで戦い抜いて第4節・名古屋戦(●0-1)以来となるフル出場を果たし、「チームのために戦って助けになることができた」と試合を回想。「上に行くために勝たなければいけない大事な試合」をものにして、チームは4戦ぶりに勝ち点3をつかんだ。

(取材・文 奥山典幸)
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