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DF酒井宏樹、東京五輪OA選出「びっくりした」“電撃移籍”にも意気込み

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日本代表DF酒井宏樹(マルセイユ)

 日本代表DF酒井宏樹(マルセイユ)が26日、オンラインで取材対応を行い、オーバーエイジとしての出場が見込まれる東京五輪に向けて「最近まで実感は全くなかったし、自分が呼ばれることは想像していなかったけど、選んでもらえたことを光栄に思う。しっかり期待に応えられるように大きな責任を持って覚悟を持って臨んでいきたい」と意気込みを語った。

 酒井にとって、東京五輪代表への選出は驚きだったという。「大きいリストには入っていると聞いていた」というが、報道などでは他の選手の名前が挙がっていたこともあり、「この人たちなんだろうなと思っていたので、びっくりした」と率直に振り返る。

 それでも、チームで求められているものは「全てだと思う」と大役は自覚している。「ピッチ上もそうだし、ピッチ外もそう。あまりコミュニケーションを取ったり、引っ張っていくタイプじゃないけど、若い選手に良い影響があるように自分のやれることを出していけるようにしたい」と力を込めた。

 またグループステージでは自身がプレーするフランスの代表チームが入り、「大きな巡り合わせ。持っているなと思う」と笑顔。「彼らはEUROとU-21欧州選手権があるので、ベストなメンバーで来るのかどうかわからないけど、ベストメンバーできたらすごく強いチームだと思う」と警戒しつつも、「大会を楽しめるように準備して集中していきたい」と胸を躍らせた。

 酒井にとって、2012年のロンドン大会に続いて2度目の五輪となる。「怪我をしてからろくに動けなかったので、チームに迷惑をかけたことしか記憶に残っていない。結果的には4位という結果だったけど、悔しい思いしか残っていない」と前回大会の思いを明かした酒井は「今回は素晴らしい大会にしたい」とリベンジを誓った。

 また酒井は今オフ、5シーズンを過ごしたマルセイユを退団することを発表しており、Jリーグへの電撃復帰が国内各紙から報じられている。「素晴らしい5年間だった。自分にとってすごく大事な場所で、すべてを含めて今回がベストなタイミングと決断した。全く悔いはないし、全てを捧げてきた」。マルセイユでの日々を振り返った酒井は移籍先こそ明かさなかったが、「この移籍が自分にとって正しいものだったかは自分自身しか証明できないので、これまで以上に頑張って結果を残したい」と力強く語った。

(取材・文 竹内達也)
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