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岡山に先制許した5位新潟、谷口13点目も昇格遠のくドロー…ルーキー小見がJデビュー

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[10.31 J2第36節 岡山1-1新潟 Cスタ]

 J2リーグは31日に第36節を行った。ファジアーノ岡山アルビレックス新潟の対戦は、1-1のドローとなった。

 11位・岡山は2勝4分で6試合無敗と、勝ち点を稼ぎながらも勝ち切れない試合が続く。序盤の勢いを失った5位・新潟は、2試合勝利から遠ざかり、昇格がより厳しいものになってしまった。少しでも勝ち点がほしい両者は、序盤からオープンな展開となる。

 新潟は前半8分、右CKからDF千葉和彦がヘディングシュート。ドンピシャで合わせるが、GK梅田透吾のセーブに阻まれる。同13分にはMF木村太哉に自陣PA内への進入を許すが、ここでも千葉がスライディングタックルで防御。攻守に活躍を見せる。

 前半16分に均衡が破れる。岡山の攻撃を防いだ新潟が前進していくが、中盤でボールを失う。岡山は素早くカウンター。MF徳元悠平が鋭いパスを前線に送ると、トラップしたFW山本大貴がPA右に入り込む。ファーサイドにグラウンダーのパスを送り、最後はFW上門知樹が冷静にゴールに流し込んだ。

 リードを許したまま前半を折り返した新潟は、ハーフタイムで2枚替え。DF堀米悠斗と特別指定選手のMFシマブク・カズヨシを下げ、DF長谷川巧とFW小見洋太が出場する。小見はすでに天皇杯に出場し、プロデビュー済み。今回の出場でJリーグデビューとなった。

 すると、勢いを取り戻した新潟が同点に追いつく。後半12分、左サイドでの細かいパス回しから、FW谷口海斗が小見に預け、さらにMF高木善朗に渡る。相手選手と混戦になると、こぼれ球を谷口が拾い、PA左に進入。細かいドリブルで相手選手をかわしながらPA中央まで横切ると、右足シュートで相手GKの意表を突くニアサイドを狙い、ゴールネットを揺らした。谷口は今季13点目となった。

 追いついた新潟は、後半18分にMF大本祐槻を、同27分にはFW矢村健を入れ、走力を増加。さらに攻勢を強めていくが、なかなか勝ち越しゴールを奪うことができない。

 試合はそのまま1-1で終了。岡山は2試合連続での引き分けとなった。一方、昇格を狙う新潟にとっては、痛恨の3試合未勝利。勝ち点1を積み上げ、昇格圏内の2位・京都サンガF.C.との勝ち点差は「13」となっている。

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