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京都FWウタカがまた決めた!! 2戦連続の“DOGSO”退場者もチョウ監督古巣の湘南とドロー

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FWピーター・ウタカが今季3ゴール目

[3.12 J1第4節 湘南1-1京都 レモンS]

 J1リーグは12日、第4節を各地で行い、湘南ベルマーレ京都サンガF.C.が1-1で引き分けた。湘南は2分2敗の勝ち点2で依然として最下位18位。対する昇格組の京都は1勝2分1敗の五分で中位をキープしている。

 ここまで1分2敗で最下位に沈む湘南は前節の浦和戦(●0-2)から先発5人を変更。DF大野和成、MF米本拓司、DF石原広教、MF永木亮太、FWウェリントンが新たに入った。対する京都はチョウ・キジェ監督がかつて率いていた湘南での初のアウェーゲーム。前節の磐田戦(●1-4)で一発退場となったGK上福元直人ら先発4人が入れ替わり、GK若原智哉、DF麻田将吾、DF飯田貴敬、MF川崎颯太が新たに入った。

 試合の主導権を握ったのはホームの湘南。ウェリントンとFW町野修斗のツインタワーに積極的にロングボールを配球し、セカンドボールを拾いながら押し込み続ける。対する京都は防戦一方ながらもDFアピアタウィア久、DFメンデスのCBコンビが粘り強い競り合いを続け、なかなか危険な場面はつくらせない。

 湘南は前半27分、町野の直接FKが枠内を襲うも、逆を突かれたかと思われた若原が懸命にファインセーブ。同30分にはMF岡本拓也のクロスをうまく収めた町野が左足で狙ったが、若原の正面に飛んだ。同41分にもロングフィードに抜け出した岡本が左足で狙うも若原の正面に飛び、一方的に攻めた前半は0-0で終わった。

 すると後半は優位性が一転、京都が主導権を握った。開始早々にFW武富孝介が積極的な姿勢でファーストシュートを放つと、後半2分に早くも先制点。MF武田将平のボール奪取から武富がスルーパスを送ると、左サイドを抜け出したFWピーター・ウタカがシュート。このボールが湘南GK谷晃生の股を抜いてゴールマウスに吸い込まれた。ウタカは今季4試合中3試合で得点中。得点ランキングトップタイに立った。

 一方、厳しくなった湘南は再びダイナミックな攻撃で戦況打開を試み、クロス攻撃からチャンスを創出。すると後半26分、途中出場のDF杉岡大暉の持ち上がりから町野がボールを収めると、うまく左に持ち出して左足を振り抜いた。豪快なシュートは真っ直ぐな軌道でファーポスト脇へ。今季2ゴール目が貴重な同点ゴールとなった。

 なおも攻める湘南は後半34分、MF田中聡のスルーパスに町野が反応すると、DF麻田将吾がスライディングで倒してファウル。決定的な得点機会を阻止(DOGSO)した麻田には一発退場処分が下され、京都は前節の上福元に続いて2試合連続の退場となった。

 それでも京都は4-3-2のシステムで前がかりな姿勢を保ち続け、一進一退の攻防を演出。後半アディショナルタイム2分には湘南が大岩の折り返しからFW大橋祐紀のヘッドでゴールに迫ったが、クロスバーに弾かれた。終了間際の永木のミドルシュートも若原に阻まれ、そのまま試合はタイムアップ。京都がアウェーで勝ち点1をもぎ取った。一方の湘南は依然として最下位に沈んでいる。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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