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山形vs岡山“再試合”は7月以降に開催へ

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 競技規則の適用ミスによって再試合が決まったJ2リーグ第8節のモンテディオ山形ファジアーノ岡山の代替日程は7月以降に設定される見込みとなった。Jリーグの広報担当者が26日、理事会後のメディアブリーフィングで「日程は調整中だが、5月と6月が連戦なので7月以降で調整している」と明かした。

 今月3日に行われた山形対岡山戦では前半9分、山形DF半田陸が送ったバックパスをGK後藤雅明が手を使って阻止。岡山に間接FKが与えられ、主審は後藤に対してレッドカードを提示した。ところが競技規則には「ゴールキーパーが自分のペナルティエリア内で認められていないにもかかわらず手や腕でボールを扱った場合、間接フリーキックが与えられるが、懲戒の罰則は与えられない」と明記されており、レッドカードは不当なもの。Jリーグは「勝敗の決定に影響を及ぼす、担当審判員による明らかな競技規則の適用ミス」があったとして、再試合を行うことを決定していた。

 Jリーグによると、再試合の開催日に加えて、再試合の開催時間(前半11分から開始するか、最初から開始するか)、出場メンバー、公式記録の扱いなどは今後決定予定。また今後同種の事象が発生した際のルールも検討している。

 野々村芳和チェアマンも再試合に関するルール設計に言及。「競技規則の適用ミスに限らず、再試合にするかしないかの時にどうしても原因になるのは選手、審判、雨くらいしか考えていなかったが、それ以外にたとえば海外ならサポーターがある行動を起こして試合を止めるのもありえない話ではない。そういった事例が起きていることも踏まえると、リーグ内で見直そうという話になった」と述べ、さまざまなアクシデントへの対応を検討していることを示唆した。

(取材・文 竹内達也)
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