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「自分でもビックリするくらい綺麗に…」大分MF高畑奎汰、10か月ぶり先発復帰でJ2初ゴール!

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ゴールの祝福を受けるMF高畑奎汰(左から2人目)

[4.30 J2第13節 千葉 0-3 大分 フクアリ]

 大分トリニータのMF高畑奎汰が10か月ぶりのリーグ戦先発で値千金の先制ゴールを突き刺した。左足付け根の肉離れによる長期離脱から23日のルヴァン杯鹿島戦で復帰したばかり。「コンディションの部分は100%かというとそうではない」と言いながらも、上々のパフォーマンスを披露した。

 0-0で迎えた前半15分、右サイドハーフのMF中川寛斗のクロスに対し、左サイドバックの位置からゴール前に飛び込んだ。「逆サイドからクロスが上がったときに、ああいうところに入っていこうとは思っている」。相手のクリアボールが足元に収まると、迷わず左足を一閃。「フラフラしていたらいいところにこぼれてきたのでふかさないように打ったら、自分でもビックリするくらい綺麗に当たった」。地を這うような弾丸シュートがゴール右隅に突き刺さった。

 高畑にとっては鳥取に期限付き移籍していた2019年11月10日のJ3第30節・C大阪U-23戦以来のゴール。アカデミー時代から過ごした大分ではこれが初ゴールとなった。得点後には大分U-18の後輩のMF弓場将輝らから大きな祝福を受けた21歳。ミックスゾーンの取材対応では「コースというよりは抑えて振り抜こうと思っていたらいいコースに行った。でも“狙いました”って言っておきます(笑)」と笑顔も見せた。

 前半34分にもMF下田北斗からのロングパスに抜け出し、FW伊佐耕平のダイビングヘッドを導くビッグチャンスを創出。「裏抜けは自分の特長でもあるし、北斗くんなら出てくると思ったので狙い通りだった」。左サイドハーフ起用となった下田との好連携も光った高畑は「お互いを見ながら、どっちかが落ちたら前に行って、ローテーションで上手くやれていた」と手応えを語った。

 ルヴァン杯鹿島戦でも攻守に存在感を発揮し、J2リーグ前節の栃木戦でも約25分間プレー。復帰直後ということを差し引いても順調なパフォーマンスが続いている。それでも高畑は「今日は点は取れたけど、正直納得はしていない」ときっぱり。シーズン残り3分の2に向けて「もっともっとやっていかないといけない。こうやって自分たちがアピールしていけばチームの競争になるし、チームの競争が生まれればチームが良くなる。しっかり頑張っていきたい」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)
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