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5戦未勝利も「前向きに」、東京Vに勢いをもたらした森田晃樹の先制ヘッド弾

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先制点を挙げたMF森田晃樹

[5.4 J2第14節 東京V 3-1 仙台 味スタ]

 5試合未勝利の東京ヴェルディは、約1か月ぶりに待望の白星奪取。チームに勢いをもたらしたのは、開始3分で先制ゴールを挙げたMF森田晃樹だ。「チームとしてはとても大きい1点。素直にうれしいです」と喜びを語った。

 開幕8試合無敗という好調も、第9節・ロアッソ熊本戦での敗戦から不調に陥った東京V。直近5試合で4敗1分と勝ち切れない期間が続いていた。だが、チームの雰囲気は悪くなかったという。「練習も、今日のロッカールームもそうですけど、みんなが声を掛け合って、前向きにこの試合に取り組めた。それがよかった」(森田)。必ずまた調子は上がってくる。そう信じて臨んだ今節、その勢いをもたらしたのは、ほかならぬ森田だった。

 前半3分、FW杉本竜士が左サイドから得意のドリブル突破。深い位置からクロスを上げると、PA中央に森田が飛び込む。ドンピシャのヘディングシュートを叩き込み、今季2点目となる先制ゴールを決め切った。

 その後は一時同点に追いつかれる。しかし「梶川(諒太)選手を中心に『全然時間もあるしビハインドではなく同点になっただけ。切り替えてやっていこう』という話はチーム全体でしていました。チームの雰囲気がだれなかったのが、今日の結果につながったと思います」。走り負けず、後半には2得点を奪い、6試合ぶりの白星を手にした。

 得意の足技ではなく、167cmの身長から繰り出されたヘディングでの得点は「ユースの公式戦でもない。小学校のとき以来かも」と振り返る。だが、勝つために日々研鑽を積んでいた。「自主練や2部練習をやっていたので、決められてよかったです」。努力の結実に、素直に喜びを表した。

(取材・文 石川祐介)
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