beacon

首位追う鹿島、先制点守れず痛いドロー…横浜FMとの勝ち点差「3」に広がる

このエントリーをはてなブックマークに追加

MF仲間隼斗が初ゴールも痛いドロー

[6.26 J1第18節 名古屋1-1鹿島 豊田ス]

 J1リーグは26日、第18節を各地で行い、鹿島アントラーズ名古屋グランパスと1-1で引き分けた。前半にMF仲間隼斗の移籍後リーグ戦初ゴールで先制したが、後半にPKから同点ゴールを献上し、そのままタイムアップ。前日に勝利していた首位・横浜FMとの勝ち点差が3に広がった。

 ホームの名古屋は前々節の広島戦で負傷交代したGKランゲラックが約1か月ぶりに復帰。不在中の2連敗から脱出すべく、守護神が上位チームを迎え撃った。対する鹿島はFW鈴木優磨が累積警告による出場停止から復帰し、DFキム・ミンテとDF広瀬陸斗が3月6日の第3節以来となる先発出場となった。

 最初のチャンスは名古屋。前半11分、左サイドでのスローインから前進し、FW柿谷曜一朗が右サイドに展開すると、これを受けたMF森下龍矢がカットインから左足で狙うも、GKクォン・スンテのファインセーブに阻まれる。対する鹿島も同16分、仲間のスルーパスに抜け出した広瀬のクロスにMFアルトゥール・カイキが頭で合わせたが、枠を外れた。

 そうして迎えた前半20分、鹿島が先にゴールを破った。敵陣での空中戦をMFアルトゥール・カイキと仲間が次々に競り合い、こぼれ球をA・カイキが拾うと、浮き球のパスにFW上田綺世が反応し、巧みな胸トラップから右足でゴールにねじ込んだ。だが、ここでVARが介入。上田がトラップした直後にボールが腕に当たっていたとして、ゴールは取り消された。

 それでも前半33分、鹿島が今度こそ先制に成功した。DF三竿健斗のロングフィードが柿谷に当たって敵陣に向かって跳ね上がると、いち早く反応した上田が頭でつなぎ、このボールに仲間が反応。ランゲラックが飛び出してきたが、懸命にボールを追った仲間が倒れ込みながらのループシュートを流し込んだ。ルヴァン杯プレーオフステージ第2戦の福岡戦、天皇杯3回戦の大宮戦でもゴールを決めていた仲間はこれが加入後リーグ初ゴールとなった。

 その後は徐々に流れが名古屋に向かい、前半41分にはハイボール攻撃から右サイドを突破した森下が折り返し、MF仙頭啓矢がダイレクトで狙うも枠外。同アディショナルタイム2分、カウンターから単独突破を見せたMF相馬勇紀が三竿に倒され、イエローカードを誘発したが、セットプレーから得点につなげることはできず、そのままハーフタイムを迎えた。

 ところが後半5分、前半の良い流れを維持した名古屋が同点に追いついた。深く押し込んだ攻撃からMFレオ・シルバが縦パスを突き刺し、これを受けたMF稲垣祥がペナルティエリア右からクロスを送ると、これが鹿島MFディエゴ・ピトゥカの腕に当たってハンドの判定。これで得たPKをFWマテウス・カストロが左ポストに当てながらねじ込んだ。

 その後も名古屋が優勢を保ち、後半13分にも決定機。マテウスの浮き球パスを稲垣が頭で落とし、柿谷がボレーで狙ったが枠を外れる。また同16分、マテウスの突破からチャンスをうかがうと、仙頭のクロスに稲垣が頭で合わせるも、これはクォンの正面。選手交代で勝ち越しを狙う鹿島は同29分、セットプレーからA・カイキがヘッドで狙ったが、クロスバーに阻まれた。

 勢いを取り戻した鹿島は後半37分、敵陣右サイドでのFKを途中出場のMF樋口雄太がゴール前に放り込むと、相手のクリアボールを拾ったA・カイキがワントラップからボレーシュート。だが、これはまたも枠に弾かれる。名古屋は同アディショナルタイム2分、MF内田宅哉のクロスを受けた相馬がカットインシュートを狙ったが、クォンにかき出された。

 そのまま試合はタイムアップ。2位をキープした鹿島だったが、首位の横浜FMを追う意味でも、3位の川崎Fとの差を広げるためにも、悔やまれる足踏みとなった。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2022シーズンJリーグ特集ページ
●DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!
●[J1]第18節 スコア速報

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP