[7.25 親善試合 G大阪2-6パリSG パナスタ]

　今季トップチームに昇格した18歳の若き俊英にとって、パリSGとの対戦は大きな刺激になったようだ。試合後、ガンバ大阪MF中村仁郎は「与えられた時間で自分のプレーもちょくちょくできたし、シュートも打てた。気持ち良く試合に入れた」とスッキリした様子で話した。

　中村は1-4で迎えた後半開始時、MF石毛秀樹との交代で投入。「小さい時からメッシとかネイマールはずっと憧れていたし、あの人らをプレーモデルにして練習してきた」という偉大な存在と共にピッチに立った。

　前半はウォーミングアップをしながらネイマールの美技に目を凝らし、「すごいニヤニヤしちゃいました」という中村。それでも「ああいうプレーで吹田スタジアムに集まった人たちも楽しませていた」とシザーズやルーレットで会場を魅了していたネイマールの姿に刺激を受け、ピッチではMFレアンドロ・パレデス相手に股抜きを試みる遊び心も見せていた。

　後半31分にFWパトリックとの交代でピッチから退き、他の選手よりも限られた時間でのプレーとなったが、「近場で肌で感じられたのはめっちゃ嬉しかったし、めちゃくちゃ楽しかった」と充実感をのぞかせた中村。間近で見たネイマールに自身を重ね、「ああいう選手になりたいのは変わらないし、(今までより)もっとなりたいと思った」と野心をたぎらせた。

(取材・文　竹内達也)

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