ジュビロ磐田は5日、今月20日にヤマハスタジアムで磐田東高とのフレンドリーマッチを開催すると発表した。なお、同試合は磐田のトップチームとU-18から出場予定だという。

　クラブによると、フレンドリーマッチ開催の経緯には深い理由があった。今夏行われたインターハイに静岡県代表として出場予定だった磐田東だが、初戦を目前に新型コロナウイルス感染症により大会辞退。磐田は「『全国』という何物にも代えがたい経験を奪われてしまった悲しみ、喪失感は計り知れません」とし、選手・スタッフ、サポーターの提案から開催を決定したという。

「このフレンドリーマッチは、『磐田東の選手達がまた前を向いて、サッカーと共に生きていけるように』というジュビロ磐田の選手・スタッフ一同、そして声を上げてくださったサポーターの皆様の想いから、この度の開催に至りました」

　同校の卒業生でもあるMF上原力也(磐田U-18出身)はクラブを通じて、「高校総体という素晴らしい舞台の欠場、とても残念に感じましたし、選手の皆さんは悔しい想いをされたかと思います。全国大会でできなかった真剣勝負、僕たちと戦わせてください」とコメント。選手会会長のDF小川大貴は、「その悔しさや鬱憤を全て僕達にぶつけてください。僕達もその気持ちに応える為に、全力で戦うことを約束します!!」と真剣勝負を誓った。

　なお、同フレンドリーマッチは、事前申し込みを済ませた磐田東高の生徒と選手の家族のみがスタジアムで観戦が可能。一般のファン・サポーターは、静岡第一テレビによる『Daiichi-TV公式YouTube』のライブ配信で試合を楽しむことができる。

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