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川崎Fが3か月ぶりに暫定首位到達! 大量4発で鳥栖を粉砕、大島僚太は410日ぶり弾

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川崎Fが暫定首位に返り咲き

[8.31 J1第20節延期分 川崎F 4-0 鳥栖 等々力]

 J1リーグは31日に第20節延期分を行った。川崎フロンターレサガン鳥栖の対戦は、川崎Fが4-0で勝利。5月25日の第15節・湘南ベルマーレ戦で首位陥落してから約3か月ぶりに暫定で首位に返り咲いた。

 怒涛の追い上げを見せる3位・川崎Fは、直近の公式戦5試合は無敗で、リーグ戦も横浜F・マリノスや鹿島アントラーズを破って3連勝。首位・横浜FMと暫定勝ち点2差まで縮めた。8位・鳥栖も直近6試合は無敗だが、前節のアビスパ福岡戦は先制したものの追いつかれてドロー。上位を目指すべく、2試合ぶりの白星奪取を狙う。

 川崎Fは4-3-3の布陣を敷く。先発メンバーは3人変更し、GKチョン・ソンリョン、DF車屋紳太郎、FW知念慶が復帰した。守備陣はGKソンリョン、4バックが左から車屋、DF谷口彰悟、DFジェジエウ、DF山根視来。アンカーにMFジョアン・シミッチ、インサイドハーフはMF橘田健人とMF脇坂泰斗が入る。前線3枚は左からFWマルシーニョ、知念、FW家長昭博となった。

 鳥栖は4-2-3-1の布陣。先発変更はこちらも3人でMF小泉慶、古巣対戦となるMF森谷賢太郎、FW垣田裕暉が入った。GKは朴一圭、4バックは左からDF中野伸哉、DFジエゴ、DFファン・ソッコ、DF原田亘が並ぶ。ボランチ2枚はMF福田晃斗と小泉。2列目は左がFW岩崎悠人、中央が森谷、右がMF長沼洋一を置き、1トップは垣田が入った。[両スタメン&布陣]

 今節は7月6日に行われる予定だったが、新型コロナウイルスの影響により中止。約2か月ぶりの代替開催となった。川崎Fが序盤からボールを保持。最初は敵陣に入り込めなかったが、徐々にチャンスを作っていく。

 川崎Fは前半26分に均衡を破る。鳥栖のゴールキックからジエゴのパスミスを山根がダイレクトで右サイドに配給。家長が突破すると、右足でクロスを上げる。ニアサイドの知念がダイビングヘッドでゴールに押し込み、今季4点目となる先制ゴールを挙げた。

 鳥栖は前半40分、福田の縦パスを受けて垣田が反転からシュートを放つが、GKソンリョンに阻まれる。チャンスを作ることができず、苦しい時間が続いた。一方、川崎Fは同45分に右サイドから左サイドへと細かくパスをつなぎ、相手守備陣の裏に抜けたマルシーニョがゴールネットを揺らす。だが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックでオフサイドが認められ、完璧な崩しからのゴールは幻となった。

 前半は川崎Fの1-0で折り返す。鳥栖はハーフタイムで2枚替え。垣田と岩崎を下げ、FW西川潤とMF本田風智を投入した。

 反撃に出たい鳥栖だったが、後半開始早々にスコアを動かしたのは川崎F。後半2分、脇坂の右CKをシミッチがヘディングシュート。昨季に川崎F加入してからリーグ戦では初のゴールとなった。

 鳥栖は後半11分に福田を下げてFW小野裕二が入る。直後には右サイドでFKを得ると、森谷が右足キック。しかしゴールへは届かない。すると、川崎Fがカウンターを成功させる。脇坂が大きくクリア。マルシーニョは最前線を駆け抜け、GK朴の飛び出しを見逃さない。中盤から右足でロングシュートを放ち、無人のゴールに3点目を流し込んだ。

 0-3と点差が開いた鳥栖は後半19分に森谷に代えてMF菊地泰智を入れる。川崎Fも脇坂とマルシーニョを下げ、MF大島僚太とFW宮城天を投入。29分には知念とジェジエウが下がり、FW小林悠とMF山村和也の投入で試合を締める。

 鳥栖は後半41分にジエゴを下げ、来季加入内定の特別指定選手、早稲田大MF平瀬大を出場させた。

 川崎Fは後半43分、左サイドの宮城がクロスを上げる。小林がPA内で相手選手と交錯し、ボールが浮いたところを、大島が詰めてダメ押しの4点目。2021年7月17日のJ1第18節・清水エスパルス戦以来となるリーグ戦でのゴールになった。

 川崎Fがそのまま4-0で試合終了。きょう試合がない首位・横浜FMと2位・サンフレッチェ広島の順位を抜き、暫定首位に立った。

(取材・文 石川祐介)
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