beacon

“フェアプレー勝ち越し弾”献上の福岡が終盤10人で猛攻みせるも…名古屋が逃げ切りに成功

このエントリーをはてなブックマークに追加

名古屋がFW永井謙佑の2ゴールなどで勝利した

[9.3 J1第28節 福岡2-3名古屋 ベススタ]

 名古屋グランパスが敵地でアビスパ福岡を3-2で下した。名古屋は2試合ぶりの白星。連敗となった福岡は、リーグ戦はこれで7戦勝ちなしとなった。

 前半から動きの多い試合となった。まずは前半2分、名古屋は相手選手に接触プレーがあったこともあり、MF重廣卓也が深い位置まで侵入。クロスからのMF稲垣祥のシュートはポストに嫌われたが、こぼれ球にDF森下龍矢が詰めて幸先よく先制する。

 またこの場面で福岡は、DF宮大樹と味方同士でぶつかったGK永石拓海のプレー続行が不可能になってしまう。前半6分に早くも交代カードを切ることを余儀なくされた。

 だが福岡は前半21分にMFルキアンのクロスからMFジョルディ・クルークスが左足で決めて同点に追いつく。しかし直後に名古屋が猛抗議。プレーを切っていた名古屋にDF前嶋洋太がスローインでボールを返していたが、これをルキアンがカットして得点に繋げていたからだった。

 ルール上は得点となるが、フェアプレーという意味では抗議を受けても仕方がない場面だ。そこで長谷川健太監督と話し合った福岡の長谷部茂利監督は、名古屋に無条件で1点を与えることを指示。再開されると同時にFW永井謙佑がゴールに持ち込んで、再び名古屋がリードを奪った。

 名古屋は前半38分にもMF相馬勇紀の縦パスをエリア内で受けた永井が冷静にゴールに流し込んでリードを2点に広げることに成功。靭帯損傷が発表になったFWマテウス・カストロの欠場で攻撃面が心配された名古屋が、前半だけで3点を奪って試合を優位に進めた。

 ただ福岡も後半12分にクルークスのマイナスを折り返しをMF平塚悠知が合わせて、1点差に詰め寄る。今夏、水戸から獲得したボランチに待望の移籍後初ゴールが生まれるが、同19分に重廣をDF宮大樹がファウルで止めた場面は、主審のオンフィールドレビューを経てレッドカードが出される。

 10人なってからも前に出る姿勢を崩さなかった福岡だが、惜しくも得点は決めることが出来ない。後半40分ににあったDF志知孝明の左CKのこぼれ球をFWジョン・マリが蹴り込むが、右ポストに嫌われる。

 ハンドの際どい判定を求められる場面が名古屋に2度あったこともあり、アディショナルタイムは10分が取られたが、名古屋が逃げ切りに成功した。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2022シーズンJリーグ特集ページ
●DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP