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川崎F、小林悠のゴールで先制も…柏が後半に追いつき痛み分け

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先制点は川崎F小林悠の今季3ゴール目だった

[9.17 J1第30節 柏1-1川崎F 三協F柏]

 17日、J1第30節が各地で開催され、三協フロンテア柏スタジアムでは柏レイソル川崎フロンターレが対戦した。FW小林悠の得点で川崎Fが先制、FWドウグラスが同点弾を決めた試合は、1-1の引き分けに終わった。

 ホームの6位・柏(勝ち点44)は、10日の浦和戦(●1-4)から、出場停止のDF大南拓磨を含めて先発2選手を入れ替え。今季初スタメンとなるF北爪健吾が右SBに、MF小屋松知哉が左SHに入った4-4-2で臨んだ。川崎Fは、今月行われるドイツ遠征の日本代表に選出されたDF山根視来が出場停止。14日の名古屋戦(△1-1)のスタメンから4選手を入れ替えて、小林、FW宮城天、MFチャナティップ、DF登里享平が起用された。[スタメン&布陣はコチラ]

 川崎Fがボールをボール保持率を高めて、柏はカウンターを狙う構図の中、前半23分、柏はカウンターに繰り出る。MF椎橋慧也が自陣でFW家長昭博からボールを奪うと、ドウグラスとのワンツーからそのまま前線へと持ち上がる。椎橋の横パスを、MFマテウス・サヴィオが反転してキープすると、右足でミドルシュートを狙うが、ボールは枠をとらえられなかった。

 自陣からボールをつないでいく川崎Fは、27分、宮城がスペースに出したパスにMF橘田健人が走り込んでゴール右隅へ狙うも、GK佐々木雅士のセーブに阻まれてしまう。

 川崎Fが押し込む時間が続いた38分、家長、宮城、家長へとボールがわたると、家長はペナルティーエリア内の小林へラストパス。これを小林がゴール左隅へと蹴り込んで、川崎Fが先手を奪う。

 先制後もチャンスをつくっていく川崎Fは、前半終了間際に、家長が強烈な左ミドルを放ったが、シュートはわずかにそれてしまう。

 後半、勢いを持って入ったのは柏だった。北爪とDF三丸拡の両SBが高い位置をとると、相手ゴール前に次々とクロスを送り込む。しかし、決定機には至らずスコアを動かすことはできない。それでも18分、三丸のパスが川崎Fゴール前で混戦になると、最後はドウグラスが押し込んでスコアを降り出しに戻した。

 失点の直前には宮城を下げてFWマルシーニョを投入していた川崎Fの鬼木達監督は、26分には3枚同時替えを行い、小林、DF登里享平、チャナティップに代えてFW知念慶、MF遠野大弥、MF脇坂泰斗をピッチに送り込み、橘田が左SBに入った。

 対する柏のネルシーニョ監督は、後半31分に最初のカードを切り、ピッチに倒れ込んだドウグラスに代えてFW武藤雄樹、小屋松に代えてMF戸嶋祥郎を起用した。36分には、武藤のスルーパスからFW細谷真大がチャンスを迎えたが、シュートはGKチョン・ソンリョンの守備範囲だった。

 4分のアディショナルタイムも含めて、両軍ともゴールを目指す。終盤の遠野ミドルシュートは、GK佐々木の好守にあう。互いに2点目を決め切ることはできず、勝ち点1を分け合った。

(取材・文 奥山典幸)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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