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2014年のミラクル再現へまずは1勝! 山形が岡山に3-0快勝でプレーオフ2回戦へ

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モンテディオ山形がプレーオフ1回戦を突破

[10.30 J1参入プレーオフ1回戦 岡山 0-3 山形 Cスタ]

 J1参入プレーオフ1回戦が30日に開催された。シティライトスタジアムでは年間順位3位のファジアーノ岡山と同6位のモンテディオ山形が対戦し、アウェーの山形が3-0で勝利。6位から奇跡の昇格を果たした2014年の再現に向け、一歩前進した。2回戦は11月6日に行われ、敵地でロアッソ熊本と顔を合わせる。

 岡山と山形は競技規則適用ミスによる異例の再試合があり、今季4度目の対戦だった。無効となったゲームも含めて3戦全敗を喫していた山形は、立ち上がりにスコアを動かす。

 前半5分、自陣のDF半田陸が縦にボールを入れると、センターサークル内のMF山田康太がワンタッチでスルーパス。抜け出したFWディサロ燦シルヴァーノがドリブルから左足でシュートを放ち、一度はGK堀田大暉に防がれるも、こぼれ球を自ら左足で押し込んだ。

 山形はプレーオフに出場する4チームの中で唯一、2連勝でレギュラーシーズンを終えていた。引き分けでは敗退となる立場の中、その直近2試合で3ゴールを挙げた好調ディサロの一撃で、まずは先制に成功。リード後もボールを握りながら追加点を狙っていく。

 一方、2019年に山形をプレーオフに導いた木山隆之監督率いる岡山は、前からプレッシャーをかけて奪いにいくが、パスで外されて走らされる場面が目立つ。前半は流れに乗り切れず、ビハインドで折り返した。

 ハーフタイム明け早々の後半2分には決定機を迎える。左サイドのDF徳元悠平のロングスローから、攻め上がっていたDF柳育崇がヘディングシュート。しかし、GK後藤雅明の左手をかすめ、枠の右へ外れた。

 さらに攻勢を強めてゴールを襲う岡山だったが、GK後藤を中心とした相手の粘り強い守備に遭い、1点が遠い。

 山形はピンチが増えながらも攻撃のカードを切って追加点を狙うと、後半30分に結実する。ペナルティエリア内左のDF川井歩が突破からクロスを送り、途中出場のFWデラトーレがヘッドで叩き込んだ。

 後半35分には右CKの流れからボックス右脇のMF藤田息吹がクロスを入れ、デラトーレの頭に当たってファーへ。同じく途中投入のMFチアゴ・アウベスが右足で合わせ、GK堀田に触られながらもネットが揺れた。

 そのまま逃げ切った山形が、レギュラーシーズンのラスト2試合を含め、3試合連続で3-0の快勝。逆に岡山は3連敗となり、クラブ史上初のJ1昇格には届かなかった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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