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2位に10点差をつけてJ2得点王に…横浜FC小川航基「僕が決めると盛り上がるというのが、点を取るごとに感じた」

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J2得点王に輝いた横浜FCのFW小川航基

 J2リーグアウォーズが14日に開催された。得点王には26得点を挙げた横浜FCのFW小川航基が輝いた。

 1997年8月8日生まれの25歳は、16年に桐光学園高から磐田に加入。19年途中に水戸に育成型期限付き移籍を果たして17試合7得点を記録すると、磐田に復帰した20年は32試合9得点と自己最多となるゴールを奪った。しかし、昨季は24試合で1得点にとどまり、不完全燃焼に終わった。

 そして、今季、自身初の完全移籍で横浜FCに加入。それだけの覚悟を持っての移籍となり、新体制発表会見では「横浜FCさんに来て、FWには人数も名のある選手もいて、ポジション争いは激しいと思う。でも、そういうところに飛び込んで死に物狂いでやり、そこで勝ち取ったとき、活躍したときの未来は明るいと思っています」と意気込みを語っていた。

 そして、シーズン開幕。開幕戦となった大宮戦でいきなりゴールを決めると、第6節甲府戦からは5試合連続ゴール、5戦7発の大暴れ。第21節金沢戦からシーズン2度目の5戦連発を記録するなど、コンスタントに得点を重ね、チームのJ1昇格に貢献するだけでなく、自身は41試合26得点を記録。2位のFWチアゴ・アウベス(岡山)に10点差をつけての得点王獲得となった。

 J2アウォーズにリモートで出席した小川は、「僕自身としては充実したシーズンを送れたし、チームもJ1昇格という目標を達成できたのでいい1年だった」と喜びを表すとともに、ここまで点を取れる予感は「キャンプのときからあった」と語る。

「キャンプの練習試合で全試合得点をとっていて、チームのコンセプトと自分の能力がマッチしていると感じたので、今年は怪我さえなれれば取れそうと思っていた」

 しかし、得点は自分一人の力では取れない。「クロスやラストパスだったり、最終ラインから1本のパスで取ったゴールもあったし、どのパターンでも僕のところに最後はボールを運んでくれたので、決めるだけというシーンがたくさんあったので、仲間に感謝したい」とチームメイトへの感謝を示した。

 また、「僕が得点を取ると、人一倍歓声が多いというか、エースが、…自分でエースと言っちゃいましたけど(笑)、僕が決めると盛り上がるなというのが、点を取るごとに感じた」と語りつつ、「シーズン通して試合に出られたことはほぼなかったので、良い1年だったのは間違いない」と振り返った。

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