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松本が40歳DF田中隼磨の現役引退を発表「プロ選手として残りの4日間を悔いなく全うしたい」

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DF田中隼磨が現役引退へ

 松本山雅FCは17日、元日本代表DF田中隼磨(40)が2022シーズンをもって現役を引退することを発表した。20日のJ3最終節・SC相模原戦後、セレモニーを開催するという。

 田中は横浜F・マリノスユースから2001年にトップチームへ昇格。2002年途中から2003年まで東京ヴェルディへの期限付き移籍を経験し、横浜FMに復帰した2004年にJ1の1stステージ優勝と年間優勝を経験した。

 2009年には名古屋グランパスへ完全移籍。2010年に出場停止1試合を除くリーグ戦33試合にスタメン出場し、クラブ史上初のJ1優勝に貢献した。その後も不動のレギュラーとして活躍し、リーグ戦全34試合に出場した2013シーズン限りで退団した。

 そして翌2014年に地元クラブの松本へ加入。先輩である松田直樹氏の3番を背負い、同シーズンにクラブ史上初のJ1昇格をもたらす活躍を見せた。チームは1年でJ2降格となったが、2018年にJ2を制して再びJ1へ。田中は翌2019年のJ1リーグ戦で31試合に出場し、健在ぶりを示した。

 しかし、J2に逆戻りとなった2020年以降、徐々に出場機会を減らし、昨季は右膝の大怪我でJ2リーグ戦1試合のみの出場。J3に降格した今季は、ここまで公式戦の出番はなかった。

 クラブ公式サイトを通じて「皆様には突然のご報告になりますが、今シーズンをもちまして松本山雅FCで現役引退することを決断いたしました」と伝えた田中は、周囲への感謝を語るとともに、今季最終戦に向けた決意を述べている。

「サッカーをはじめてから今日まで、またプロキャリアをスタートして23年間の長きに渡り、横浜フリューゲルス、横浜F・マリノス、東京ヴェルディ1969、名古屋グランパス、Jリーグ、日本サッカー協会をはじめ、さまざまな形で私のことを支えていただいたサッカー関係者の皆様、一緒に困難を乗り越えてきたチームメイト、そしてどんなときでも応援してくれたファン・サポーターの皆様、本当にありがとうございました」

「生まれ育った街のクラブ 松本山雅FCでサッカー選手として引退できることを、とても嬉しく、そして誇りに思えます」

「11月20日最終戦にピッチに立つ姿を見せることが、共に戦ってきたファン・サポーターの皆様をはじめこれまで支えてくださった多くの皆さんに向けて、選手としてできる最後の恩返しであり、感謝を伝えられる形になるだろうと思っています」

「プロサッカー選手として残りの4日間を悔いなく全うしたいと思います。田中隼磨 3 “絆”」

以下、クラブ発表プロフィール

●DF田中隼磨
(たなか・はゆま)
■生年月日
1982年7月31日(40歳)
■出身地
長野県
■身長/体重
174cm/64kg
■経歴
FC松本ヴェガ-横浜Fユース-横浜FMユース-横浜FM-東京V-横浜FM-東京V-横浜FM-名古屋-松本
■出場歴
J1リーグ:420試合15得点
J2リーグ:149試合4得点
カップ戦:65試合3得点
天皇杯:40試合2得点
ACL:29試合0得点
■代表歴
U-18日本代表(2000年)
U-20日本代表(2002年)
日本代表 国際Aマッチ1試合0得点(2006年)
■獲得タイトル
2001年:Jリーグヤマザキナビスコカップ優勝(横浜F・マリノス)
2004年:Jリーグディビジョン1 1stステージ優勝/年間優勝(横浜F・マリノス)
2010年:Jリーグディビジョン1優勝(名古屋グランパス)
2011年:FUJI XEROX SUPER CUP 優勝(名古屋グランパス)
■個人タイトル
2014年:J2 Most Exciting Player

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