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3年前はスタンド観戦…横浜FM渡辺皓太が成長の証を示すべく初のスーパー杯奪取へ「目の前にチャンスがある」

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MF渡辺皓太

 J1王者の横浜F・マリノスはあす11日の「FUJIFILM SUPER CUP 2023」で天皇杯王者・ヴァンフォーレ甲府と対戦。過去5度の同タイトル挑戦はいずれも全敗。初の奪取に向け、MF渡辺皓太は「このタイトルを取ったことがないということで、今年は目の前にチャンスがある。このチームはタイトルを取ることが求められるので、まずはひとつ目として取りに行きたい」と意気込んだ。

 昨シーズンは3年ぶり5度目のJ1制覇を成し遂げた。新シーズンは2003、04シーズン以来となる2度目の連覇に挑む。キャンプを終えた渡辺は「チームとしてしっかりとキャンプから徐々にコンディションを上げて、いい状態で来れている」と上々の仕上がりに胸を張った。

 過去の悔しさも払しょくする。横浜FMは19シーズンにJ1優勝を果たし、20年のスーパー杯に出場。ヴィッセル神戸との接戦はPK戦の末に敗れたが、渡辺はその試合でメンバー外だった。「2020年はスタンドから観ていた。今回はピッチに立ってしっかりタイトルに貢献したい。リーグ戦、ルヴァン杯、天皇杯といろいろありますけど、すべてでチームにプラスになれるようなプレーを一年間していきたい」。3年越しのタイトルマッチで、試合に懸ける思いは強い。

 ボランチとして昨シーズンは守備面で大きく貢献した。しかし得点はゼロ。今シーズンは攻撃面での真価発揮を狙う。「そこは自分を証明する部分だと思っているし、そこで存在感を発揮しないといけない。チームのために、チームをいい方向に向けるために動くことも大事ですけど、一発で変えられるようなプレーができればいい」。充実の攻撃陣を動かしながら、拮抗状態を打破する得点での活躍も狙っている。

 19年夏の加入から横浜FMでの5年目に突入する。昨シーズンは24試合出場で優勝に寄与し「自信になった」と手応え。その一方で、シーズン終盤の躍動が「自分の平均というか、あれが普通というくらいにしたい」と目を光らせる。「あの年だけできていたと言われるのは簡単。ここからどんどん一つずつプラスして、もっといろんなことができる選手になりたい。チームに欠かせない存在になれるようなプレーを見せていきたい」とさらなる成長を誓った。

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