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C大阪復帰の香川真司、3戦連続途中出場も初勝利ならず「切り替えてやるしかない」

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セレッソ大阪MF香川真司

[3.4 J1第3節 浦和 2-1 C大阪 浦和駒場]

 セレッソ大阪加入後、開幕3試合で途中出場が続くMF香川真司は、またしても勝利をもたらすことはできなかった。チームは前節の福岡戦(●1-2)に続いて終盤に決勝点を献上し、同じ課題が露呈した形で2連敗。「難しい試合になるなとは思っていたけど、耐え切れなかった。失点は残念」と唇を噛んだ。

 香川は今季、ベルギー・シントトロイデンから12年半ぶりにC大阪に復帰。昨年11月に左足の手術を受けていたため、コンディションが懸念されていたが、ここまで3試合連続で途中出場している。いずれも後半26分からの投入となっており、出場時間をマネジメントしながら起用されているとみられるが、「コンディションは問題ない」(香川)と状態は上向きつつあるようだ。

 この日は劣勢が続いていた時間帯での出場。前節はペナルティエリア内でシュートを放つ場面も作っていたが、そこまで至る場面すら少なかった。「浦和にだんだんいいテンポで回されていたので、チームとして苦しい時間が続いていた」と振り返った香川は「前から行くということでチームとして意識を共有することができていなかったし、疲れもあってなかなか前に行けなかった」と前への迫力を出せなかった要因を分析した。

 そうして迎えた後半37分には決勝点を献上。前節も同43分に勝ち越しを許しており、2試合連続の劇的黒星となった。香川は「今日も60分、70分まではいい戦いができていた中、結果的に2失点してしまった。これで負けたのが結果。いいところは出ていたし、もちろん課題はあった」と述べ、「切り替えてやるしかない」と強調した。

 8日には昨季決勝まで残ったルヴァンカップが開幕。ホームでFC東京と対戦する。「個人的にいろんなところを試せる場所。ホームで勝ち点3を取れるようにいい準備したい」と意気込む香川は「試合を頭からやりたい。何よりチームとして勝利が欲しいので、ここで一回取りたい」と先発出場にも意欲を燃やしていた。

(取材・文 竹内達也)
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