beacon

川崎Fが壮絶打ち合いを制して待望の今季2勝目! 瀬川祐輔が札幌とのシーソーゲームに終止符打つ決勝弾

このエントリーをはてなブックマークに追加

川崎Fが今季2勝目

[4.1 J1第6節 札幌 3-4 川崎F 札幌ド]

 J1リーグは1日に第6節を行った。北海道コンサドーレ札幌川崎フロンターレの対戦は、川崎Fが4-3で勝利した。

 公式戦8試合で1勝のみの川崎Fは、直近の公式戦3試合は無得点と苦境が続いている。さらに序盤に失点を喫することが多く、それは今節も同様に起きてしまう。札幌は前半7分、CKの流れからFW小林祐希が右サイドでヒールパス。MF金子拓郎がPA右まで入ってクロスを上げると、ファーサイドのDF岡村大八が合わせて先制点を奪った。

 先手を打った札幌だが、前半23分に小林が相手選手と交錯して負傷。プレー続行不可能となり、DF馬場晴也と交代する。すると、川崎Fが相手の流れを奪い去る。同25分、GKチョン・ソンリョンのキックが敵陣まで飛ぶと、GKク・ソンユンのタッチしたボールを走り込んだFW宮代大聖がヘディングシュート。加入後初となるリーグ戦でのゴールで1-1の同点に追いついた。

 しかし、札幌は同点の2分後に再び勝ち越す。前半27分、MF青木亮太がPA手前で細かいタッチから浮き球パスを放ち、PA内にボールを入れる。MF浅野雄也が走りながら頭で合わせ、ボールをゴールに流し込んだ。

 打ち合い上等の川崎Fは、前半40分に再び同点。DF登里享平が左サイドでつぶれながらパスを出し、FW山田新がPA左から中央に折り返す。ゴール前に詰めたDF山根視来が冷静にゴールに流し込み、今季公式戦初ゴールで2-2と試合を振り出しに戻した。

 川崎Fは後半アディショナルタイム3分過ぎ、馬場からボールを奪ったFW家長昭博が相手GKの位置を確認してすばやくループシュート。無人のゴールに綺麗に流し込み、3-2と試合をひっくり返した。

 逆転された札幌はハーフタイムにDF福森晃斗を下げ、FWキム・ゴンヒを投入。後半11分にはMF小柏剛に代えてDF西大伍を入れた。

 すると、札幌の交代策が見事的中。後半15分、浅野が左サイドからFKを蹴り、相手選手がひしめく敵陣内へ。高いジャンプで頭を抜け出したキム・ゴンヒがヘディングシュートでゴール左に決め切り、3-3とまたしても同点にしてみせた。

 川崎Fは後半22分にFW小林悠、MF瀬川祐輔を投入。同27分にDF車屋紳太郎、MFジョアン・シミッチを、38分にはFWレアンドロ・ダミアンを入れた。そして川崎Fも交代策を的中させる。

 後半41分、川崎Fは中盤からDF田邉秀斗が左足キックで浮き球パスを敵陣内に送る。ゴール前で反応したのは途中出場の瀬川。頭で合わせ、勝ち越しゴールを決め切った。

 川崎Fは得点直後に小林が担架で運ばれるアクシデント。だが、そのまま逃げ切り4-3で勝利。点の取り合いを制して待望の今季2勝目を挙げた。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2023シーズンJリーグ特集ページ

TOP