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名古屋、J1京都戦とFC東京戦の運営で条例違反…「避難通路上での立ち見席の設置」が問題に

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名古屋が豊田スタジアムでの試合運営で条例違反

 名古屋グランパスは17日、豊田スタジアムで開催された2月25日のJ1第2節・京都サンガF.C.戦と3月18日の同第5節・FC東京戦の運営において豊田市火災予防条例違反が判明したことを報告した。

 クラブによると、両試合では南側ゴール裏スタンド2階席の「前段ブロック33列目後方の通路を立ち見席(76席)として販売」したことが、豊田市火災予防条例第50条第2号の「客席内の避難通路に客を収容しないこと」に抵触したという。

 名古屋は京都戦とFC東京戦で南側ゴール裏スタンド2階をアウェイ指定席に設定し、立ち上がっての観戦を可能とする形で試合を運営。しかし3月28日、豊田スタジアムから「スタジアム上層階における立ち上がっての観戦は禁止」と安全順守の要請を受けたことを発表した。クラブは今月7日のJ1第7節・浦和レッズ戦より、南側ゴール裏スタンド1階席の一部を立ち上がっての観戦を可能とするアウェイ指定席に変更し、2階席での立ち見観戦を不可としている。

 アウェイ指定席の運用変更に伴い、名古屋は観客席や試合運営ルール全体の再チェックを実施。その中で当該エリアの運用に条例違反の可能性を確認したため、豊田市消防本部に伝えたという。クラブは「避難通路上での立ち見席の設置が条例違反となるご見解をいただき、クラブに対し再発防止のご指導を賜りました」と伝えた上で「これら一連の経緯につきましては、4/14(金)にJリーグへご報告させていただいております」と説明している。

 また「該当エリアでご観戦いただいた方を含む京都サンガF.C.のファン・サポーターの皆さま、FC東京のファン・サポーターの皆さまには、大変なご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪し、「このたびの豊田市火災予防条例への違反を大変重く受け止めております。あらためて試合運営におけるルール設定時の関係各所への確認プロセスを見直し、再発防止の徹底に努めてまいります」と伝えている。

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